国際・比較・未来北欧・ドイツ・アメリカ・アジアの公園制度との比較、SDGs、子どもにやさしいまち、これからの公園。
- 北欧比較研究北欧の遊び場から何を学べるか——自然・リスク・福祉国家の前提デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの遊び場文化——がらくた遊び場、森のようちえん、リスクのある遊びを評価する研究、friluftslivという野外生活の伝統——を整理し、それが気候・法制度・福祉国家という前提の上に成り立つことを検討したうえで、磐田市の公園100園のデータに照らして考える。
- ドイツ比較研究クラインガルテンと市民の緑——ドイツの制度が示すもう一つの緑地ドイツのクラインガルテン(市民が区画を借りて耕す小規模緑地)の歴史と連邦クラインガルテン法の仕組みを整理し、日本の市民農園制度や磐田市の公園100園のデータと比較しながら、使う人が手を入れる緑地という第三の類型を検討する。
- アメリカ比較研究10分歩けば公園へ——アメリカの公園システムと公平性の議論アメリカの都市美運動・遊び場運動・国立公園制度から、10分歩ける公園運動やパークスコア、環境正義まで、公園への近さと公平性を測る現代アメリカの制度と政策を整理し、日本の誘致距離という基準と比較する磐田市の公園学術論文である。
- シンガポール比較研究庭園都市から自然の中の都市へ——シンガポールの緑地戦略独立後のシンガポールが緑化を国家戦略として位置づけてきた経緯——ガーデン・シティ構想、パーク・コネクター・ネットワーク、垂直緑化の義務づけ、シティ・イン・ネイチャーへの転換——を整理し、磐田市の公園100園のデータに照らして考える。
- 韓国比較研究都市高速道路を川に戻す——韓国の公園政策と長期未執行公園問題清渓川の復元やソウル路7017に見る韓国の公園・緑地政策と、都市計画で公園に指定されながら長年整備されず指定の効力が失われる長期未執行公園問題を、財産権と都市計画の時間差という論点から整理し、磐田市の公園100園に照らして考える論考。
- SDGs・持続可能な開発目標11.7の意味——SDGsから見た公園と誰一人取り残さない緑国連が2015年に採択したSDGsの目標11のターゲット11.7が掲げる緑地・公共空間への普遍的アクセスを読み解き、指標が測るものと測らないものを整理したうえで、磐田市の公園100園のデータをもとにローカライズの課題を考える論考である。
- WHOエイジフレンドリーシティ歳をとっても暮らせるまち——WHOの八領域と屋外空間世界保健機関(WHO)が2007年に示したエイジフレンドリーシティの八つの領域と参加型チェックリストという手法を整理し、屋外空間が筆頭に置かれる意味を、磐田市の公園100園のデータに照らして検討する論考である。
- ユニセフ子どもにやさしいまち子どもにやさしいまちとは何か——CFCIの枠組みと参加の制度化ユニセフが1996年以降に展開する子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)の枠組みと、意見表明権を制度化する子ども会議・子ども議会のしくみ、参加が儀式化・動員化する危険を整理し、磐田市の公園100園のデータに照らして考える。
- ニューアーバニズム歩ける近隣をつくる——ニューアーバニズムと公共空間の再評価郊外のスプロールへの批判として1993年に生まれたニューアーバニズムの原則を整理し、歩ける近隣・公共空間中心の街区設計・トランジット指向型開発の理念と限界を検討したうえで、磐田市の既成市街地と公園の配置に読み替える。
- 15分都市15分でたどりつく暮らし——近接性の都市論と公園の位置カルロス・モレノが提唱した15分都市の構想を近接性とクロノアーバニズムという概念から整理し、パンデミック後の政治的論争もふまえて、磐田市の公園配置と誘致距離という既存の制度に何を示唆するかを検討する。
- イギリス比較研究自分たちで作る遊び場——イギリスの冒険遊び場とプレイワークの制度化イギリスにおける冒険遊び場とプレイワークの資格制度・全国組織・政策文書の歴史を跡づけ、日本の冒険遊び場運動と比較し、磐田市の公園への示唆を考える。
- 未来学・シナリオプランニング2050年の公園——人口減少・気候・技術のシナリオを描く人口減少・財政制約・気候の極端化・技術という不確実な要因を手がかりに、公園の2050年を複数のシナリオとして描く未来学の試みである。予測ではなく備えの思考として、磐田市の公園100園を素材に三つの筋書きを具体化する。
本シリーズは ATAWI PARK 編集部が執筆する総説的な論考です。学会誌等の査読を経た論文ではありません。引用する先行研究は広く知られた著作・公的資料に限り、磐田市固有の事実は当サイトのデータベースと磐田市の公開情報にもとづきます。