計画・工学工業デザイン
遊具というプロダクト——量産設計・モジュール・カタログ調達の工業デザイン論
要旨
本稿の目的は、公園の遊具を工業デザイン(インダストリアルデザイン)の対象として——すなわち「同じものを多数つくる」という条件のもとで形が決まるプロダクトとして——分析することである。遊具の形を作者や時代思潮から読み解く仕事はデザイン史が担ってきた。本稿が引き受けるのはその手前でも先でもない別の問いであり、ある形がどのようにして全国の公園に同じ姿で届くのか、その経路を設計・生産・流通・調達の構造から記述することにある。
方法は文献整理と概念分析である。規格化と互換性部品、初期費用と数量の関係、設計の凍結、モジュール化とインタフェース、プラットフォーム戦略、公差、仕様規定と性能規定、シグニファイア、保守設計といった工業デザインと製品開発の基本概念を遊具に当てはめ、公開されている制度資料(都市公園法、国土交通省の指針、業界団体の規準)および磐田市の公開情報(オープンデータと市の施設ガイド)と照合する。特定の企業名や製品名を挙げて優劣を論じることはせず、産業の構造として述べる。
検討の結果、公園の風景が全国で似ていく力は、供給側のプラットフォーム共通化、調達側の説明責任、安全規準への適合を証明する費用という三つの経路から生じており、そのいずれもが個々の主体の合理的な選択の積み重ねであることが示された。したがって同型化は誰かの怠慢の結果ではなく、産業と制度の設計に由来する。また、既製品の効率と場所固有性は単純な二項対立ではなく、配置・仕上げ・部分特注・全面特注・遊具を置かない選択という段階をもつこと、そして特注の実務的な難点は初期費用よりも補修部品の供給継続性にあることを論じた。
最後に、磐田市の都市公園100園、うち遊具のある64園を対象に、市の施設ガイドに記された遊具名の語彙がカタログの語法をそのまま帯びていること、都市緑地の小さな敷地には落下面を要する製品が置きにくいこと、インクルーシブが製品ラインの一区分として流通していることを読み取る。ただし製造者・設置年・型番・更新履歴は公開情報からは分からず、当サイトの現地踏査も始まっていないため、これらはすべて今後の踏査課題として残す。
キーワード工業デザイン遊具量産設計モジュール化公共調達場所固有性保守設計
1. はじめに——問題の所在
公園にある遊具は、その公園のためにひとつずつ考えられた造形ではない。多くは工場で量産され、カタログに載る型番として選ばれ、部材に分けてトラックで運ばれ、現場で組み立てられた工業製品である。滑り台にもブランコにも型式があり、部品表があり、標準的な据付図があり、対象年齢の表示があり、補修部品の番号がある。本稿はこの、当たり前でありながら正面から論じられることの少ない事実——遊具はプロダクト(工業製品)である——を出発点に置く。
工業デザインとは、同じものを多数つくるという条件のもとで、ものの形・寸法・材料・使い勝手を決める仕事である。一点ものの造形(彫刻や作家性の強い建築)と決定的に異なるのは、設計の判断が量産の経済と切り離せない点にある。型をいくつ用意するか、部品を何種類に絞るか、どこまでの寸法のばらつきを許すか。これらは美的な判断であると同時に、原価と納期と保守の判断である。遊具もまたこの条件のもとにある。
1.1 なぜ工業デザインの枠組みから公園を論じるのか
公園を論じる学問は多い。造園学は空間の構成を、都市計画学は配置と誘致距離を、材料工学は素材の劣化を、人間工学は身体の寸法を扱う。デザイン史は、鉄棒やジャングルジムや複合遊具の形が、どの時代のどのような思想から生まれたのかを系譜として辿る。だが、これらのどれもが直接には答えない問いがある。ある形が、なぜ日本各地の公園に、ほとんど同じ姿で現れるのか、という問いである。
この問いは、形の起源ではなく形の流通にかかわる。誰がその形を考えたかではなく、その形がどうやって全国に同じ姿で届いたのか、届くにあたって何がふるい落とされ何が残ったのか。答えは個々の設計者の頭の中にはなく、設計・生産・流通・調達という産業の構造の側にある。本稿が工業デザインの枠組みを採るのはこのためであり、デザイン史との分業もここにある。
旅先の公園で見覚えのある遊具に出会う経験は、多くの人がもっているだろう。子どもは初めて訪れた公園でも迷わず階段を上り、滑り降りる。この既視感は、公園の風景が全国で似ていることの裏返しである。本稿はこれを地域の個性の喪失として嘆くのでもなく、標準化の成果として称えるのでもなく、まずその仕組みを記述することを目指す。
1.2 本稿の問い
- 第一の問い。遊具という製品は、どのような量産の条件——型・ロット・部品の共通化・設計の凍結——のもとで設計されているのか。そしてその条件は、遊具の形にどのような痕跡を残しているのか。
- 第二の問い。カタログから選ぶという調達の方式は、公園の姿にどのような力を及ぼしているのか。全国の公園が似ていくとすれば、その力はどこから来ているのか。
- 第三の問い。既製品の効率と、その場所らしさ(場所固有性)とは、どこで両立し、どこで衝突するのか。両者の間にどのような段階を置けるのか。
1.3 方法と資料、そして本稿が扱わないこと
方法は文献整理と概念分析である。工業デザインと製品開発の基本概念——規格化、互換性部品、初期費用と数量、設計の凍結、モジュール化、インタフェース、プラットフォーム、公差、仕様規定と性能規定、シグニファイア、保守設計——を遊具に当てはめ、公開されている制度資料(都市公園法、国土交通省の指針、業界団体の規準、欧米の規格)および磐田市の公開情報(オープンデータと市の施設ガイド)と照合する。
本稿は特定の企業名や製品名を挙げて優劣を論じない。産業の構造として述べるのが目的であり、個別の製品評価はそもそも本稿の方法では行えない。また、価格・出荷数・市場占有率といった数値は、公的に確認できるもの以外は用いない。統計的な裏づけのない量的主張は「〜という傾向が指摘される」の水準にとどめる。
安全の判定も本稿の範囲外である。ある遊具が使用に適するかどうかは、点検の資格と責任をもつ管理者および専門機関の判断に属する。本稿が安全規準に触れるのは、それが設計と調達の条件として働くかぎりにおいてであって、個々の遊具の状態を評価するためではない。
1.4 本稿の構成
第2節で工業デザインの概念を整理する。第3節は量産という条件、第4節はモジュール化とプラットフォーム、第5節は規格と公差という仕様の言語、第6節はカタログと公共調達、第7節は色と形が担う記号の働き、第8節は場所固有性との緊張、第9節は製品寿命と部品供給を扱う。第10節で磐田市の公園に照らし、第11節で結論と課題を述べる。
2. 先行研究と概念の整理——工業デザインの語彙
本節では、以降の議論で用いる概念を確認する。工業デザインは応用の学であり、その語彙は機械工学・生産管理・認知科学・社会史から集められている。ここでは遊具を論じるうえで必要な四つの束——規格化、制約下の設計、使いやすさと記号、責任——に絞って整理する。
2.1 規格化と互換性部品——量産の前提
近代の量産を可能にしたのは、互換性部品という思想である。同じ寸法でつくられた部品が、どの個体にも同じように嵌る。この考え方は19世紀の銃器製造で追求され、いわゆるアメリカ式製造方式として体系化された。20世紀初頭の流れ作業は、その延長線上で工程を分解し、部品の同一性を前提に組立の速度を上げたものである。
同じころヨーロッパでは、規格化と造形の関係が思想の問題として論じられた。1907年に設立されたドイツ工作連盟では、製品の型を標準化すべきか、個々の作家性を尊重すべきかが争点となった。ペヴスナー(1936)が描いたモダン・デザインの展開も、機械生産と造形の折り合いをめぐる物語として読める。規格化は単なる技術ではなく、ものの見え方をめぐる立場の選択でもあった。
遊具に引き寄せれば、支柱の外径が揃っていること、接続金具のボルト位置が揃っていること、床材の一辺の寸法が揃っていることが、複合遊具の組み合わせの自由を可能にしている。互換性は自由の敵ではなく、ある種の自由の条件である。ただしそれは、あらかじめ用意された組み合わせの中での自由である。この両義性が本稿の通奏低音となる。
2.2 デザインは制約の下での探索である——サイモンとフォーティ
サイモン(1969)は『システムの科学』で、デザインを、現状をより望ましい状態に変えるための行為の道筋を考えることと定義した。そして人工物を、内部環境(つくりの側の条件)と外部環境(使われる場の条件)とが出会う界面として捉えた。この見方に従えば、遊具は、子どもの身体と行動という外部環境と、製造・輸送・据付・保守という内部環境が接する界面である。
フォーティ(1986)は、製品の形が個人の美的判断の産物ではなく、生産の条件・流通の仕組み・社会の通念が交わるところに現れることを、家庭用品や家具の歴史から論じた。遊具にもこの見方は当てはまる。ある形が採用されるのは、それが美しいからでも子どもに良いからでもなく、つくれて、運べて、据えられて、点検でき、説明できるからである。
| 一点もの(作家性・現場造形) | 少量生産(受注・部分特注) | 量産(カタログ製品) | |
|---|---|---|---|
| 設計費の配分 | その一件で全額を負担 | 数件で分担 | 多数に薄く分散 |
| 設計変更の自由 | 施工中でも変えられる | 発注前なら比較的自由 | 凍結後は容易に変えられない |
| 安全規準の証明 | 個別に検討が必要 | 型式で流用しやすい | 型式試験の結果を援用しやすい |
| 補修部品の供給 | つくり手に依存し不安定 | 契約次第 | 型番で継続的に入手しやすい |
| 場所固有性 | 高い | 中間 | 原理的に低い(可搬性が価値) |
2.3 使いやすさと記号——ドレイファスとノーマン
ドレイファス(1955、1960)は、人体の寸法計測を製品設計の日常業務に組み込んだ実務家として知られる。人が使うものは人の寸法から出発すべきだという原則は、今日ではあまりに当然に見えるが、それを設計の手順として定着させたことに意義があった。遊具の寸法を論じる仕事は人間工学の領域に属するが、その源流には工業デザインの実務がある。
ノーマン(1988)は、道具が使い方を自ら告げる仕組みを論じ、後の版でその手がかりをシグニファイアと呼び分けた。取っ手の形が握り方を、押し板が押すことを告げる。この観点は遊具にとって重要である。遊具は取扱説明書を読んでから使われる製品ではない。使い方は形そのものが伝えるしかなく、しかもその読み手は文字を読めない年齢を含む。
2.4 責任あるデザイン——パパネックの問題提起
パパネック(1971)は、デザイナーが売れるものをつくる技術者であることをやめ、社会的・環境的な責任を引き受けるべきだと主張した。障害のある人々のための道具、資源の少ない地域のための設計、廃棄までを見通した設計。この主張は当時挑発的であったが、今日の議論——誰もが使える遊具、更新と廃棄まで含めた費用、素材の再資源化——を先取りしている。
以上の四つの束を携えて、次節から遊具の製品としての条件に踏み込む。まず、量産という条件そのものが設計に何を要求するかを見る。
3. 量産という条件——型・ロット・設計の凍結
量産は、同じものを多数つくることである。この一文はあまりに単純に見えるが、設計に対して具体的な要求を突きつける。本節では、初期費用と数量の関係、遊具産業の生産量の性格、設計の凍結、そして同一性を保証する仕組みという四つの側面から、量産が遊具の形に残す痕跡を追う。
3.1 初期費用は数量で割られる
ものを量産するには、つくる前につくるための道具をつくらなければならない。金型、治具、溶接用の固定台、検査用のゲージ、試作と試験。これらは一台目を出荷する前に発生する費用であり、以後の生産量で割られていく。数が多ければ一台あたりの負担は小さくなり、少なければ大きくなる。したがって設計者は、どの部分に専用の道具を用意し、どの部分を汎用の材料と加工で済ませるかを、はじめに決めることになる。
この判断は形に直接現れる。曲面の多い一体成形の部品は、金型を要するため、その部品が多くの製品に使い回されるときに合理的となる。逆に、直線的な鋼管を切って曲げて溶接する部分は、専用の型を要さないため少量でも成り立つ。遊具を見て、樹脂の丸みを帯びた部品と、鋼管の直線的な骨組みが同居しているとき、そこには量産の経済の線が引かれている。
ここから、工業デザインにおける根本的な非対称が生じる。設計者にとって、形を決めることと、その形をいくつつくるかを決めることは、切り離せない。売れる見込みの数量が形の選択肢を規定し、選ばれた形がまた数量の見込みを左右する。美的判断が経済の予測と絡み合うこの構造は、一点ものの造形には存在しない。
3.2 遊具はどのくらい量産品なのか
ただし、遊具を自動車や家電と同列の量産品と考えるのは正確でない。全国の公園に据えられる遊具の年間の台数は、家電の生産台数とは桁が違う。しかも、公園ごとに敷地の形も予算も異なるため、まったく同じ構成の製品が大量に出るとはかぎらない。この産業は、工業デザインの用語でいえば少量多品種の側にある。
少量多品種の条件下で採られる常套手段は、専用の金型に頼りきらず、汎用の素材と共通の部品を組み合わせて多様性をつくることである。規格化された鋼管やアルミの押出形材、板を曲げた部材、比較的低い型費で中空の大物がつくれる回転成形の樹脂部品、積層板の面材。これらを共通のインタフェースでつなぐことで、少ない部品種から多くの構成を得る。第4節で扱うモジュール化は、この条件から必然的に導かれる解である。
したがって、遊具産業を「大量生産の画一性」という言葉だけで批判するのは的を外している。むしろ問題にすべきは、少量多品種であるにもかかわらず結果として全国の風景が似るのはなぜか、という点である。答えは生産の側だけでなく、調達の側にもある(第6節)。
3.3 設計の凍結——ある時点で変えられなくなる
量産品の開発には、仕様を確定し、以後の変更を原則として止める段階がある。設計の凍結と呼ばれる。凍結が必要なのは、ある部品の寸法を一つ変えると、金型、治具、部品表、据付図、施工要領、取扱説明、試験成績、カタログの表記、補修部品の在庫にまで波及するからである。変更の費用は、開発の後段になるほど跳ね上がる。
この事実は、公園という現場に一つの帰結をもたらす。据付の段になって「この滑り台をもう少し低くしたい」「この階段の踏面をもう一段増やしたい」と望んでも、それは製品の仕様変更であって、その場の工夫では吸収できない。現場で調整できるのは、配置、向き、基礎の高さ、周囲の地形といった、製品の外側にある要素に限られる。設計の自由は、発注のはるか前——製品開発の段階と、選定の段階——に集中している。
逆にいえば、凍結は品質の前提でもある。凍結された仕様に対してのみ、試験の結果や施工の手順や点検の項目を安定して結びつけることができる。現場ごとに毎回異なる形をつくるなら、そのたびに検討をやり直さねばならない。凍結は硬直であると同時に、信頼できる反復の条件である。
3.4 同一性を保証する仕組み
量産は、同じものが同じようにできることを保証する仕組み——工程の管理、寸法の検査、材料の受入検査、記録の保存——を含む。この保証があってはじめて、代表的な個体に対して行った試験の結果を、出荷される全体に及ぼす議論が成り立つ。安全規準への適合が型式の単位で語られるのは、この前提による。
註:本稿でいう型式とは、同一の設計・材料・製造方法でつくられる製品の単位を指す。国内では業界団体の規準に基づく適合の確認が行われ、欧州ではEN 1176、米国ではASTM F1487や消費者製品安全委員会のハンドブックが対応する枠組みを与えている。いずれも個々の設置状態の安全を保証するものではなく、設置後の点検と管理は別の営みである。
そしてこの保証は、据付という現場作業の外側で止まる。工場で保たれた寸法の精度は、地盤の状態、基礎の施工、周囲の仕上げによって、現場で別の条件に置き換えられる。製品としての完成度と、設置された遊具としての状態は、区別して論じられねばならない。
4. モジュール化とプラットフォーム——複合遊具は何でできているか
複合遊具は、滑り台・階段・はしご・トンネル・ネット・雲梯などが一つの構造物にまとまった遊具である。日本の公園でよく見かけるこの形式は、遊びの発想から生まれたというより、量産の条件から導かれた解の姿をしている。本節はその内部構造を、モジュール化とプラットフォームという概念で解剖する。
4.1 複合遊具を部品に分ける
複合遊具を機能のまとまりに分けると、おおむね次のようになる。分け方そのものが設計であり、どこで切るかによって、後の組み合わせの自由度も、更新のしやすさも変わる。
- 支柱(ポスト)——高さと荷重を受けもつ骨格。断面と外径が体系全体の基準寸法になる。
- 床(デッキ)——人が立つ面。高さの刻みが体系の目盛りとなり、他の部材はこの刻みに合わせて設計される。
- 接続(コネクタ・ブラケット)——支柱と床、床と移動要素をつなぐ部品。互換性の要であり、ここが体系の中核をなす。
- 移動要素——滑り台、階段、はしご、トンネル、ネット、雲梯、上り棒など。子どもが上下左右に移動する手段。
- 面材——手すり、落下防止のパネル、遊びの仕掛けが付いた板。意匠の差異化がもっとも現れる部分。
- 基礎まわり——埋込やアンカーの部材。地中にあり、更新のときに最も扱いにくい部分となる。
4.2 モジュール化とインタフェース
モジュール化とは、機能のまとまりを部品群に切り分け、その間のつなぎ方(インタフェース)を固定することである。インタフェースが固定されると、各モジュールの内部は独立に設計・改良・交換できるようになる。滑り台の内部形状をどう変えても、デッキとの接続寸法が同じであれば、体系全体に手を入れずに済む。
この方式の威力は、組み合わせの数が掛け算で増えることにある。デッキの高さが数段階、接続の向きが数方向、移動要素が十数種類あれば、部品の種類はさほど多くないのに、成り立つ構成は膨大になる。少ない部品種で多くの見た目をつくるという少量多品種の要請に、モジュール化はきわめてよく応える。
| 階層 | 内容 | 変更のしやすさ | 公園ごとの違いへの寄与 |
|---|---|---|---|
| プラットフォーム | 支柱の径・デッキ高さの刻み・接続の寸法体系 | きわめて低い(製品群全体に波及) | ほとんどない(むしろ共通性の源) |
| モジュール | 滑り台・階段・ネット・トンネルなどの構成要素 | 中程度(型番の選択として可能) | 大きい(構成の違いが姿を決める) |
| 部品 | 手すり、踏板、金具、樹脂部品 | 高い(交換・補修の単位) | 小さい |
| 仕上げ | 色、面材の絵柄、銘板や表示 | 高い(発注時の選択肢) | 見た目には大きいが構造には及ばない |
4.3 プラットフォーム戦略——似ているが同じではない
プラットフォームとは、複数の製品が共有する基盤のことである。自動車産業では車台や動力系を車種間で共有し、その上に外観と内装の違いを載せる。遊具でも同じ発想が働く。支柱の断面、デッキ高さの刻み、接続金具の寸法体系を製品群で共有し、その上に移動要素の組み合わせと色と面材の意匠を載せる。
この戦略の帰結が、公園でしばしば感じられる既視感である。異なる公園の複合遊具は、構成も色も違うのに、どこか同じ顔つきをしている。それは同じ製品だからではなく、同じ寸法体系の上に建っているからである。プラットフォームは目に見えないが、目に見えるすべての部分の背後で働いている。
利用者にとってこの共通性は利益でもある。初めて訪れた公園でも、手すりの径が握り慣れた太さであり、階段の一段の高さが身体の記憶と合っていれば、子どもは迷わず上れる。ノーマンのいう一貫性が、公園という不特定多数の場で働いているとみることができる。
4.4 モジュール化が閉ざすもの
他方でモジュール化には代償がある。インタフェースに乗らない発想は、そもそも検討の俎上に上らない。デッキ高さの刻みが定められていれば、その中間の高さは選べない。接続が直交格子を前提としていれば、斜めや曲線の構成は割高になる。設計の自由は、組み合わせの自由に置き換えられ、組み合わせの外は見えにくくなる。
これは工業デザイン一般に見られる現象であり、遊具に固有の欠陥ではない。だが遊具の場合、置き換えられるのが子どもの身体経験の幅であるという点で、問いの重みが増す。地面の起伏、木の枝の不規則さ、丸太のねじれ——モジュール化された製品が最も苦手とするのは、この不揃いさである。第8節でこの論点に戻る。
なお、モジュール化は更新の局面で強みを発揮する。傷んだ滑り台だけを外して交換できるなら、構造全体を撤去せずに済む。この保守設計上の利点は、第9節で扱う部品供給の継続性と結びつくかぎりにおいて実現する。インタフェースを固定した恩恵は、供給が続く間だけ受け取れるものである。
5. 仕様の言語——公差・仕様規定・性能規定
製品は、図面と文章によって定義される。どの寸法をどこまで正確につくるか、どの性能をどう確かめるか。この定義の書き方が、製品の性格を決める。本節では、公差、仕様規定と性能規定の対比、規格と創造性の関係、そして工場と現場の間にある誤差という四つの論点を扱う。
5.1 公差——ばらつきをどこまで許すか
公差とは、許される寸法のばらつきの幅である。工業製品において、寸法をぴたりと合わせることは不可能であり、また不要でもある。すべての寸法を厳しく管理すれば費用は跳ね上がる。したがって設計者は、機能に効く寸法だけを厳しく指定し、それ以外は緩く抑える。どこを締め、どこを緩めるかの配分こそが設計の腕である。
遊具において公差が最も鋭く効くのは、隙間と開口部である。頭や首や指が入り込みうる寸法域、衣服の紐が絡みうる形状、落下高さと落下面の関係。国内では国土交通省の指針と業界団体の規準が、欧州ではEN 1176が、米国ではASTM F1487や消費者製品安全委員会のハンドブックが、こうした寸法域について考え方を示している。これらは製品の寸法管理に、避けるべき領域という形で輪郭を与えている。
ここで重要なのは、規準が定めるのは多くの場合「してはならない寸法」であって「あるべき形」ではないという点である。設計者は禁じられた領域を避けながら形を探すのであり、規準が形を一つに決めるわけではない。公差の管理は、この禁止領域から製品を確実に遠ざけるための実務である。
5.2 仕様規定と性能規定
仕様の書き方には二つの型がある。仕様規定は、材料・寸法・工法を直接指定する。性能規定は、満たすべき性能を指定し、それを実現する手段は問わない。前者は確認が容易で発注者の負担が小さいが、新しい解を締め出す。後者は解の幅を残すが、性能を確かめる方法と責任の所在を明確にしておく必要がある。
遊具に関する規準は、この二つを混ぜて用いている。隙間の寸法のように、性能に置き換えると確認が難しくなる項目は寸法で示され、衝撃の吸収のように、材料が多様でありうる項目は性能の水準として示される傾向がある。この混合は妥協ではなく、確認可能性という現実的な要請への応答である。
5.3 規格は設計を貧しくするか——反論への応答
遊具の造形をめぐっては、安全規準が形を画一化し、遊びを退屈にしたという批判がしばしば語られる。この批判は部分的には的を射ている。禁止領域が明確になれば、その近くを攻めていた造形は消える。冒険的な高さや、不規則な足場は、確認と説明の手間を増やすため採用されにくくなる。
しかし、この批判をそのまま受け取ることはできない。第一に、同じ規準の下でも各国・各社の製品には明らかな造形の幅がある。規準が一つの形を強制しているのなら、この幅は説明できない。第二に、規準が禁ずるのは特定の寸法域であって、素材、色、動きの仕組み、空間の構成には広い余地が残る。第三に、規準がなかった時代の遊具が多様であったかというと、鉄棒とブランコと滑り台という限られた組み合わせが全国に反復されていたのであり、画一性は規準以前から存在した。
したがって、公園の風景を似せている主犯を規準に求めるのは、原因の取り違えである。より強く作用しているのは、次節で扱う調達の仕組みであり、そこでは規準は「説明のしやすさ」という形で間接的に効いている。規準そのものではなく、規準に適合していることを証明する費用が、選択肢を狭めているのである。
5.4 工場の公差と現場の誤差
工場で管理された寸法は、現場に運ばれた瞬間に別の条件に置かれる。地盤の支持力、掘削の精度、基礎コンクリートの天端の高さ、周囲の仕上げ面の高さ、排水の勾配。これらは製品の公差とは別の系統の誤差であり、施工の質に属する。落下面の厚みや広がりのように、製品ではなく現場の仕上げが担う要素もある。
工業デザインの視点からいえば、ここには設計の責任が二つに分かれるという問題がある。製品は工場で完結せず、現場の条件と合わさってはじめて遊具になる。据付図と施工要領が製品に付随するのはこのためであり、それが守られたかどうかは、製品の品質とは別に確かめられねばならない。この確認は管理者と施工者の職責に属し、本稿はその判断に立ち入らない。
そして時間が経つと、この二つの系統の誤差はさらに分かれていく。製品は摩耗と劣化によって寸法を変え、地面は沈下と洗掘によって高さを変える。据付時に適切であった落下面の厚みが、砂の流出によって変わることもある。設計時の寸法は出発点であって、到達点ではない。第9節で扱う点検と更新は、この時間の中の寸法を扱う営みである。
6. カタログという媒体——調達方式が形を決める
本節は本稿の中心である。遊具の形を全国で似せている力の主要な源は、製造の側よりも調達の側にある、というのが本稿の主張である。カタログという媒体と、公共調達という制度が、どのように選択肢を絞り込むのかを見ていく。
6.1 公共調達の基本形
地方公共団体が物品や工事を調達するとき、地方自治法は一般競争入札を原則とし、指名競争入札や随意契約を例外として位置づけている。この原則は、公金の使途に対する説明責任を担保するためのものである。誰が見ても手続が公正であり、価格の根拠が示せること。この要請は、遊具の選定にも当然に及ぶ。
そのため、発注者は仕様書に何を書くかを慎重に選ぶ。特定の製品名を指定すれば競争を阻害しかねないから、機能・寸法・安全規準への適合といった条件で記述し、これと同等以上のものであればよいという形をとることが一般的である。制度の設計としては、選択の幅を開いておくための書き方である。
ところが実務では、この開かれた書き方が、しばしば既製品の組み合わせへと収斂する。理由は四つある。第一に、予定価格を積算するには価格の根拠となる資料が要る。第二に、安全規準への適合を確認する手間を発注者が引き受けるのは難しい。第三に、年度の予算執行には納期の見通しが必要である。第四に、据付後の点検と補修部品の見通しが立つことが求められる。既製品はこの四つをまとめて満たす。
6.2 カタログ選定という実務
こうして、カタログは単なる商品案内ではなく、調達の意思決定を支える文書として機能する。そこには寸法、安全領域の広さ、対象年齢、材料、色の選択肢、標準的な据付の条件が整理して示されている。発注者はこの情報を用いて、敷地に収まるか、予算に収まるか、説明できるかを検討する。カタログは、設計と調達と説明を同時に成立させる媒体なのである。
この構造は、公園の設計者と遊具の設計者が別人であることを意味する。公園の設計は敷地の配置・動線・植栽・舗装を扱い、遊具そのものは選定の対象となる。つまり公園全体の設計行為の中で、最も目立ち、最も子どもが触れる部分だけが、外部の製品体系から呼び込まれる。この分業が、公園ごとの個性が敷地の側に、共通性が遊具の側に現れる理由である。
| 調達の型 | 設計の主導権 | 利点 | 難点 |
|---|---|---|---|
| 既製品を型番で選ぶ | 供給側の製品体系 | 価格・納期・規準適合・部品供給が見通せる | 場所固有性がほとんど生まれない |
| 仕様書に条件を書き同等品を認める | 発注者と供給側の折衝 | 競争性が保たれ説明しやすい | 結局は既製品の組合せに収斂しやすい |
| 設計者による部分特注 | 公園設計者 | 敷地の条件に合わせられる | 確認と積算の手間が増え、補修部品が不安定 |
| 全面特注・作家との協働 | 設計者・作家 | 場所固有性が高く象徴性をもつ | 初期費用と維持の負担が大きく、更新の道筋が立ちにくい |
| 住民参加の設計過程 | 利用者と発注者 | 使い方と維持の合意が育つ | 参加が選定作業に矮小化される危険 |
6.3 なぜ全国の公園が似るのか——三つの経路
以上を整理すると、同型化は三つの経路をたどって進む。第一は供給側の経路である。プラットフォームの共通化によって、製品群は根本の寸法体系を共有する。異なる製品を選んでも、骨格の性格は近くなる。
第二は調達側の経路である。前例のある選択は説明しやすい。近隣自治体や同一自治体の別の公園で採用された構成は、価格の妥当性も規準適合も実績によって裏づけられる。合理的な判断として、前例が反復される。
第三は証明費用の経路である。新奇な形は、規準への適合を確かめる手間と、万一の際の説明の負担が大きい。この負担は、供給側にとっては開発費として、発注側にとっては審査の労力として現れる。どちらも、既に確立した解を選ぶ誘因となる。
重要なのは、この三つのいずれもが、誰かの怠慢や無関心ではないという点である。それぞれの主体は与えられた制約の中で合理的にふるまっている。にもかかわらず、その総和として風景の均質化が生じる。個々の合理が全体の帰結と食い違うこの構造は、制度設計の問題であり、担当者の心構えの問題ではない。
6.4 同じであることの利益——批判への留保
同型化を一方的に損失と見るのは公平でない。標準化には確かな利益がある。使い方が直感的に分かる。部品が入手でき、修理が続けられる。点検の手順が共有され、担当者が替わっても品質が保たれる。価格が予測でき、限られた予算を多くの公園に配れる。事故や不具合の情報が製品の単位で共有され、対策が広く行き渡る。
とりわけ、小規模な自治体や、専門の技術職を多く抱えられない部署にとって、標準化された製品体系は品質の下支えとして働く。特注や作家との協働を称揚する議論は、それを支える人員と予算と時間を前提としがちである。工業デザインの視点は、この前提の有無を問うところにこそある。
したがって問うべきは、既製品か特注かという二者択一ではない。どの水準で場所固有性を確保し、どの水準で標準の恩恵を受けるか、その配分である。第8節でこの段階論に立ち入る。
7. 意匠という記号——色・形・対象年齢の伝達
工業デザインには、機能を果たすことと、機能を伝えることという二つの仕事がある。後者は意匠の領分である。遊具は、説明を読まずに使われ、しかも読み手に文字を読めない年齢を含むという、伝達の条件がきわめて厳しい製品である。本節は、遊具の色と形が何をどう伝えているのかを検討する。
7.1 説明書のない製品
ノーマン(1988)の議論に従えば、道具の形は使い方の手がかりを含んでいる。握れる太さの棒は握ることを、平らで足の幅がある面は乗ることを、傾いたなめらかな面は滑ることを告げる。遊具はこの手がかりへの依存度が極端に高い。初めて見る子どもが、誰にも教わらずに、上る・渡る・くぐる・滑るという行動を選べるかどうかが、製品の成否を左右する。
この観点からすると、遊具の造形が世界的に似通っていることには、産業構造とは別の理由もあることが分かる。伝達の条件が厳しいほど、既に広く共有された形——階段、はしご、傾いた面、輪、網——から離れにくくなる。理解可能性が形を保守的にするのである。奇抜な造形は、遊び方を発明する楽しみを与える一方で、何をする道具か分からないという事態も招く。
7.2 色は誰に向けて話しているか
遊具に高彩度の色が多く用いられてきたことには、いくつかの理由が重なっている。遠くからの視認性、部材の区別、緑の中での存在感、そして「ここは子どもの場所である」という記号としての働き。色は構造には関与しないが、その場の性格を宣言する。
近年、低彩度の色や木質を模した仕上げが増えているとされる。この変化は、景観との調和を求める側——公園の設計者、周辺の住民、景観に関する行政の方針——からの要請として説明できる。つまり色は、子どもよりも先に大人に向けて話しかけている面がある。子どもが色を選んだわけではないという事実は、遊具の意匠が誰の要求に応えているのかを考えるうえで見過ごせない。
ただし、彩度の低下を一律に洗練と見るのも早計である。色の差は、視力や色覚の条件によっては、段差や縁の認識に関わる。落下防止の柵と背景、階段の踏面と蹴込み、滑り出し口の縁。安全に関わる判断は管理者と専門機関に属するが、意匠の選択が伝達の質に影響しうることは、工業デザインの問題として指摘しておく必要がある。
7.3 対象年齢という表示
多くの遊具には対象年齢の表示が付されている。これは製品の一部であり、寸法・落下高さ・想定される動作の難度が、どの年齢層の身体を前提に決められているかを示す情報である。表示は、設計の前提を利用者に開示する仕組みとして意味がある。
同時に、表示が保証するものと保証しないものを分けて理解する必要がある。表示は、その年齢の子どもがその遊具を安全に使えることを保証するものではない。同じ年齢でも体格と経験は大きく異なり、その日の体調や混雑の状況も関わる。したがって表示は、判断の材料であって判断そのものではない。個々の場面の判断は保護者と管理者に返る。
表示にはもう一つ、産業側の意味がある。年齢区分は製品ラインの区分でもある。幼児用の滑り台と学齢期向けの複合遊具は、寸法体系も、想定する動作も、価格帯も異なる製品群として供給される。市の施設ガイドに幼児用滑り台という語が現れるのは、この製品区分が公共の記述にまで浸透していることの現れである。
7.4 差異化としての意匠
規格と寸法体系が共通化するほど、供給側にとって差異を示せる場は意匠に集中する。屋根の形、面材の絵柄、部材の色の組み合わせ、名称。これらは製品の識別を助けるが、それが遊びの質の差を意味するとはかぎらない。工業デザインが繰り返し批判されてきた論点——意匠が機能から遊離し、差異のための差異になる——は、ここにも現れうる。
この批判に対しては、二つの応答があり得る。一つは、意匠の差異が場所の記憶に寄与するという応答である。あの赤い屋根の公園、という言い方が成り立つとき、意匠は目印として働いている。もう一つは、差異が主に発注者の選好に向けられているという指摘である。カタログの中で目を引く必要があるのは、子どもではなく選ぶ側だからである。
7.5 記号は褪せる
最後に、記号としての意匠には時間の問題がある。色は紫外線で褪せ、表示のシールは剥がれ、刻印は摩耗する。据付時に読めた対象年齢の表示が、十年後にも読めるとはかぎらない。表示を印刷物ではなく成形や刻印で与えるか、更新しやすい部品として与えるか。これは意匠の問題であると同時に、次節以降で扱う保守設計の問題である。情報の耐久性は、構造の耐久性と同じだけ設計の対象になりうる。
8. 場所固有性との緊張——既製品の効率と土地の記憶
既製品はどこにでも置けることを価値とする。運べて、据えられて、同じ性能を発揮する。この可搬性は工業製品の長所であり、同時に、場所と結びつかないという性格を必然的に伴う。本節では、場所固有性と既製品の関係を段階的に捉え直し、特注をめぐる通説を検討する。
8.1 場所固有性とは何か
場所固有性とは、その場所の地形、樹木、水、歴史、そこに暮らす人々の記憶と結びついた性質である。斜面をそのまま使った滑り面、古い木を囲うように配された広場、地域の生業に由来する形。これらは他の場所に移せば意味を失う。移せないことが価値であるという点で、可搬性を価値とする既製品とは原理的に逆を向いている。
ただし、両者は排他的ではない。既製品を用いながら場所固有性を確保する方法はあり、逆に、特注でありながらどこにでもありそうな結果に終わることもある。問題は既製品か否かではなく、場所固有性がどの水準で確保されているかである。
8.2 ローカライズの六つの段階
- 第一段階・配置——既製品であっても、どこに、どの向きで、何と組み合わせて置くかは場所ごとの判断である。木陰との関係、風の抜け、見通し、動線。費用はほとんど増えないのに、体験は大きく変わる。
- 第二段階・仕上げの選択——色、面材、屋根の有無といったカタログ内の選択肢を、周囲の景観や既存の樹木に合わせて選ぶ。標準の範囲でできるローカライズである。
- 第三段階・記号的な題材——面材の絵柄や名称に土地の題材を取り入れる。目に見えやすいが、表層にとどまりやすく、子どもの遊び方には及びにくい。
- 第四段階・部分特注——標準のインタフェースを使いながら一部の要素だけを敷地に合わせてつくる。斜面に合わせた階段、既存の高低差を利用した滑り面など。
- 第五段階・全面特注——敷地の条件から構成そのものを設計する。象徴性と場所固有性は高いが、確認・積算・維持の負担が大きい。
- 第六段階・遊具を置かない——地形、草地、樹木、水の流れといった場所そのものを遊びの資源とする選択。製品を介さない分、維持管理の質が体験の質を直接左右する。
この段階は費用の順に並んでいるが、場所固有性の強さの順に並んでいるとはかぎらない。第三段階の記号的な題材は費用がかさむわりに体験を変えにくく、第一段階の配置は費用がかからないのに体験を大きく変えうる。工業デザインの視点から見た費用対効果は、しばしば上の段階に厚い。
8.3 特注は高いのか——通説の検討
特注は高いという通説は、初期費用に限れば概ね正しい。設計費が一件で負担され、型や治具の費用も分散されず、規準への適合の確認も個別に行われる。ただし、比較すべきは初期費用ではなく生涯費用である。設置から撤去までの間に生じる点検、補修、部品交換、更新をすべて含めれば、順位が入れ替わることはあり得る。
とはいえ、工業デザインの実務から見て特注の真の難点は価格ではない。補修部品の供給が続くかどうかである。既製品は型番と部品表があり、供給の体制が製品の一部として整えられている。特注品は、つくり手の事業が続いているか、図面が残っているか、同等の部材が調達できるかに依存する。二十年後の更新を考えるとき、この差は価格差より重い。
したがって、特注を選ぶ場合には、図面と部材仕様の保存、代替部材の想定、分解して交換できる接合方法といった、保守を前提とした設計上の備えが要る。これは造形の問題ではなく、製品としての設計の問題である。第9節でこの点を掘り下げる。
8.4 参加の設計と産業の接点
住民や子どもが公園づくりに参加する取り組みは各地で行われている。工業デザインの視点から見ると、この参加が調達の仕組みと接続する地点には注意が要る。参加の場が、カタログから好みの遊具を選ぶ会に縮んでしまえば、参加は選好の集計にとどまり、設計の主導権は依然として製品体系の側にある。
他方、参加が本来力を発揮するのは、製品そのものよりも、その周辺——どこに置くか、どんな時間にどう使うか、日陰やベンチや水飲みをどう配するか、誰が草を刈り誰が落ち葉を掃くか——の合意形成においてである。第一段階の配置と、維持の担い手の取り決めは、参加が実質的に決定できる領域であり、しかも体験への影響が大きい。
つまり、既製品を用いることと、住民の関与が薄いこととは、必ずしも結びつかない。製品の選択に関与できなくても、場所の使われ方と手入れに関与することはできる。場所固有性は、据えられた物だけでなく、続けられる行為によっても生まれる。
9. 製品寿命と部品供給——保守を設計に含める
工業製品は、出荷された時点で完成するのではない。使われ、傷み、直され、いつか役目を終える。この時間の全体を設計の対象とする考え方を、本稿では保守設計と呼ぶ。公園の遊具は、数十年にわたって屋外に置かれ、不特定多数に使われ、しかも管理する組織の担当者が何度も交代するという、保守設計の観点からは相当に厳しい製品である。
9.1 使用期間という考え方
遊具は壊れるまで使う道具ではない。国土交通省の指針や業界団体の規準は、日常的な点検と定期的な点検を組み合わせ、材料や部位ごとに標準的な使用期間の考え方を示している。すなわち、時間の経過そのものを管理の対象とし、外観に異常が見えない段階でも計画的に更新する枠組みである。
この枠組みは、製品の設計にも跳ね返る。どの部位が先に傷むか、その部位だけを交換できるか、交換に要する時間と道具は何か、交換のあいだ遊具全体を使用停止にする必要があるか。これらは造形上は目立たないが、供用期間を通じての費用と、遊具が使える日数を大きく左右する。
9.2 補修部品の供給という宿命
工業製品には、モデルの廃止後に部品をどれだけ供給し続けるかという問題がつきまとう。遊具でいえば、ブランコの吊り金具や座板、可動部の軸受、樹脂の成形部品、ネットやロープ、ボルトの規格など、消耗する部位ほど供給の継続が効いてくる。
供給が途切れると、部分交換ができず、健全な部分を含めて全体を更新することになる。これは工学的な必要からではなく、供給体制の都合から生じる更新である。モジュール化が本来もつ「傷んだところだけ替える」という利点は、部品が手に入る間しか実現しない。第4節で述べた恩恵には、この時間的な条件が付いている。
そしてこの問題は、そのまま自治体の財政の問題に転化する。部品交換で済んだはずの支出が全体更新の支出になれば、限られた維持管理費の中で更新できる公園の数が減る。工業デザインの判断が、数十年後の公共サービスの配分に影響するという事実は、この産業を論じるうえで軽く扱えない。
9.3 分解できることが更新できること
接合の方法は、更新のしやすさを直接に決める。ボルトで留められた部材は外せるが、溶接された部材は切断しなければ外せない。基礎に埋め込まれた支柱は、地面を壊さなければ抜けない。据置型の基礎であれば移設も更新も容易だが、安定性の確保には別の工夫が要る。
分解しやすさを設計に織り込む考え方は、工業デザインでは分解のための設計として知られ、家電や自動車の分野で先行してきた。遊具においては、更新の容易さ、部分改修の可能性、そして次に述べる再資源化の三つに同時に効く。設置時の数日の手間と、二十年後の数週間の工事とを比べる視点が要る。
9.4 廃棄と再資源化
役目を終えた遊具は、鋼材、アルミ、樹脂、木材、ゴム、繊維ロープといった異なる素材の集合体である。素材ごとに分けられれば資源として戻せる部分があるが、複合材や接着された積層材は分別が難しい。パパネック(1971)がデザイナーに突きつけた問い——つくったものの行方に責任をもてるか——は、屋外で長く使われるこの製品群にこそ重く響く。
もっとも、遊具の環境負荷を素材の量だけで論じるのは一面的である。長く使われ、修理され、多くの子どもに使われた遊具は、それだけ一人あたりの負荷が小さい。耐久性と修理可能性は、造形の問題であると同時に環境の問題でもある。
9.5 使用停止という状態をどう読むか
点検の結果、使用を止められた遊具に立入禁止の表示やテープが施されることがある。これは製品の失敗ではなく、点検と管理の仕組みが作動している証しである。異常が見つかったときに使用を止められること自体が、保守設計に組み込まれた機能とみるべきである。
ただし、その状態が長く続く場合には別の論点が生じる。予算の年度単位の制約、部品の入手可否、更新か撤去かの判断。これらは管理者が置かれた条件の問題であり、利用者から見える表示だけでは判断できない。個々の遊具の状態や使用の可否についての判断は、管理する部署と専門機関に委ねられるべきであり、本稿はそこには立ち入らない。
工業デザインとして言えるのは、更新の道筋が設計時にどれだけ用意されていたかが、この局面で試されるということである。部品が手に入り、分解ができ、記録が残っていれば、選択肢は多い。そうでなければ、撤去して更地に戻すという最も乏しい選択肢しか残らないことがある。
10. 磐田市の公園への示唆——公開情報から製品の輪郭を読む
本節では、これまでの枠組みを磐田市の公園に当てはめる。用いるのは、磐田市のオープンデータ「都市公園一覧」と市の施設ガイドという二つの公開情報である。当サイトが収録する公園は100園で、うちオープンデータに記載のある94行に、施設ガイドにのみ掲載のある6園を加えた構成である。施設ガイドに個別ページがあるのは77園、管理は市の都市整備課が担っている。
あらかじめ断っておくと、本節で読み取れるのは製品の輪郭にとどまる。製造者、型番、設置年、更新の履歴、部材の実際の状態は、公開情報からは分からない。当サイトの現地踏査はまだ始まっておらず、踏査済の園は0園である。したがって以下はすべて、公開された記述の言語から推し量る作業として読まれたい。
10.1 遊具のある公園と、ない公園
オープンデータの94行の集計では、遊具ありとされる園は64園、砂場ありは43園、トイレありは69園、車いす対応トイレありは34園である。種別の内訳は、街区公園51園、近隣公園14園、都市緑地10園、地区公園4園、総合公園3園、運動公園3園、風致公園3園、広場公園2園、緑道2園、墓園1園、歴史公園1園、および法の対象外6園となっている。
この分布は、遊具という製品の受け皿がどこにあるかを示している。都市公園法施行令および国の標準では、街区公園は面積0.25ha・誘致距離250mを目安とし、近隣公園は2ha・500m、地区公園は4ha・1kmとされる。磐田市で最も数の多い街区公園51園は、まさにこの製品体系が想定する規模の場である。複合遊具の標準的な構成と、その周囲に確保すべき空間は、この規模の敷地を前提に組み立てられている。
一方、都市緑地10園には小さな敷地が目立つ。二之宮東第2緑地は17㎡、豊田上新屋ポケットパークは156㎡、豊田第1緑地は254㎡、豊田森下ポケットパークは286㎡、二之宮東第1緑地は299㎡、県営磐田団地第2緑地は314㎡である。これらの規模では、遊具本体だけでなくその周囲に必要な空間を確保することが難しい。製品の寸法体系が、どの公園に遊具が置かれ、どの公園が緑と休息の場にとどまるかという役割分担を、事実上決めている面がある。
10.2 施設ガイドの語彙はカタログの語彙である
市の施設ガイドに記された園内施設の記述を読むと、そこに現れる語が、一般名詞というより製品の区分名として流通している語であることに気づく。ネットクライム、ザイルクライム、チェーンクライム、リングジム、回転ジム、ターザンロープ、スプリング遊具、ふわふわ遊具、クロッキング遊具、スライド遊具、健康遊具といった語は、日常語ではなく、製品の分類として整えられた語彙である。
とりわけ示唆的なのは、複合遊具を括弧つきの構成要素で説明する書き方である。市の施設ガイドには、たとえばつつじ公園に「複合遊具(滑り台、ネットクライム、雲梯等)」、豊田加茂公園に「複合遊具(幼児用滑り台、トンネル等)」、豊田ラブリバー公園に「複合遊具(滑り台、ローラー滑り台、ネットトンネル、リングジム)」とある。要素を並べて製品を説明するこの語法は、まさに第4節で述べたモジュールの一覧そのものである。
同じ形式の記述は市内で反復される。西山第1公園、豊田東原梅ノ木公園、豊田本郷公園には「複合遊具(滑り台、トンネルスライダー等)」とあり、豊田森下水神公園には「複合遊具(滑り台、ネットクライム等)」、向荒子公園には「複合遊具(ブランコ、滑り台、ネットクライム等)」とある。これらが同一の製品であるとは断定できないが、少なくとも同じモジュール語彙で記述される製品群が市内に複数存在することは読み取れる。プラットフォームの共通化が、行政の記述の水準にまで及んでいるのである。
他方、竜洋十束公園には「複合遊具(大波ワイドスライダー、ネットわたり、リングトンネル、ウェーブスライダー、ワイドネットクライム)」とある。ここでは要素の名がより固有名詞的で、製品の呼び名がそのまま公共の記述に入り込んでいる。カタログの語が行政文書を経て市民の言葉になる経路が、ここに見える。
10.3 製品ラインとしてのインクルーシブ
安久路公園(地区公園・御厨・32,001㎡)について、市の施設ガイドには「複合遊具(インクルーシブエリアあり)」「ブランコ(インクルーシブアイテムあり)」とある。エリア、アイテムという語の選び方に注目したい。これは、誰もが使えるという理念が、製品体系の中の一区分——選択できる仕様——として供給されていることを示唆する。
製品化には両面がある。理念が製品ラインになることで、規準への適合の確認、部品の供給、価格の見通しが立ち、導入の敷居が下がる。同時に、誰もが使えるという課題が、特定の遊具を選ぶことに置き換わる危うさもある。園路の勾配、駐車場からの経路、トイレ、日陰、休める場所といった敷地全体の条件は、遊具の型番では解決しない。移動等円滑化の法制と国のガイドラインが敷地全体を対象としているのは、この理由による。
今之浦公園(近隣公園・見付・13,675㎡)についても、施設ガイドには「ふわふわ遊具」「3歳未満児遊具」「健康遊具」という記述が並ぶ。年齢と対象を細かく分けた語彙が用いられていること自体が、製品区分の細分化を映している。第7節で述べた年齢区分が、公共の記述の水準で機能している例である。
10.4 場所固有の資源と既製品の併存
磐田市の公園には、製品体系の外にある資源をもつ園がある。一ノ谷公園の施設ガイドには一ノ谷遺跡が、京見塚公園には京見塚古墳が、豊田熊野記念公園には熊野の長藤が、園内施設として記されている。これらは移設できない、その場所にしかないものである。第8節の段階論でいえば、第一段階の配置の水準で場所固有性が生まれうる条件がここにある。
また、施設ガイドの記述には製品体系に還元しにくい語も散見される。葦間公園のコンクリート遊具、国府台西公園の飛行機型ジャングルジム、竜洋袖浦公園のジェット飛行機、浜部農村公園の木製ピラミッド、旭ヶ丘公園と久保公園の太鼓橋、豊田中野戸農村公園のラダー。これらが設置された時期も経緯も公開情報からは分からないが、市内の遊具が単一の世代の製品で埋め尽くされてはいないことを示している。
10.5 踏査への申し送り
以上の読み取りには限界がある。公開情報からは、製造者も、型式も、設置年も、更新の履歴も分からない。したがって当サイトは、今後の踏査において次の項目を記録の対象としたい。銘板や表示の有無と記載内容、対象年齢表示の位置と判読の可否、支柱の断面と接合の方式、床の高さの刻み、落下面の仕上げの種類、そして同じ構成の遊具が市内の複数の園に見られるかどうかである。
ただし、踏査で行うのはあくまで記録であり、安全の判定ではない。遊具が使用に適するかどうかの判断は、点検の責任と資格をもつ管理者および専門機関に属する。気づいたことがあれば市の担当課へ伝えるという姿勢を、当サイトは守る。9地区の内訳(見付21園、中泉14園、御厨13園、豊田28園、南部2園、向陽2園、竜洋13園、福田4園、豊岡3園)に沿って、地区ごとの製品構成の違いを見ていくことが、次の課題となる。
11. 結論と今後の課題
11.1 三つの問いへの答え
第一の問いは、遊具がどのような量産の条件のもとで設計されているのかであった。答えは、遊具産業が少量多品種の側にあり、専用の型に頼りきるのではなく、共通の寸法体系と共通の部品を組み合わせて多様性をつくる方式を採っているというものである。この条件から、モジュール化とプラットフォームの共有が必然的に導かれ、その結果として、異なる製品が同じ骨格の性格をもつことになる。設計の自由は組み合わせの自由に置き換えられ、設計の凍結によって、現場での寸法の調整は原理的に閉じられている。
第二の問いは、カタログから選ぶという調達方式が公園の姿にどう作用するかであった。本稿は、同型化の主要な力が製造よりも調達の側にあると論じた。価格の根拠、安全規準への適合の証明、納期、補修部品の見通しという四つの要請を同時に満たすのは既製品であり、公金の使途に説明責任を負う発注者にとって、それは合理的な選択である。同型化は、供給側のプラットフォーム共通化、調達側の前例の反復、証明費用の三つの経路をたどって進む。いずれも個々の主体の怠慢ではなく、制度と産業の設計に由来する。
第三の問いは、既製品の効率と場所固有性の関係であった。本稿は両者を二者択一としてではなく、配置、仕上げの選択、記号的な題材、部分特注、全面特注、遊具を置かない選択という六つの段階として捉え直した。費用の順と効果の順は一致せず、費用のかからない配置の水準が体験を大きく変えうる一方、費用のかさむ記号的な題材は表層にとどまりやすい。また、特注の実務的な難点は初期費用よりも補修部品の供給継続性にあり、これは工業デザインが保守を設計に含めるべき理由でもある。
11.2 本稿の限界
本稿には三つの限界がある。第一に、本稿は文献と公開情報に基づく概念分析であり、実際の調達過程の観察や関係者への聞き取りを行っていない。仕様書がどう書かれ、どのように製品が絞り込まれるのかという実務の細部は、推論の域を出ない。第二に、特定の企業名・製品名を挙げない方針をとったため、産業の集中度や製品体系の具体的な差異には踏み込めなかった。第三に、価格や生産量といった量的な裏づけを欠いており、同型化の強さを数値で示すことはできていない。
また、本稿は安全そのものを論じていない。安全規準は設計と調達の条件として扱ったにすぎず、個々の遊具の状態や使用の可否についての判断は、点検の責任をもつ管理者と専門機関に属する。この区別は、公園を論じる文章がしばしば踏み越えるところであり、本稿は意識的に踏みとどまった。
11.3 今後の課題
第一の課題は記録である。市内の公園に据えられた遊具について、銘板の有無、対象年齢表示、構成要素、床の高さの刻み、接合の方式、落下面の種類を、写真と文章で記録していくこと。同じ構成が複数の園に現れるかどうかを確かめられれば、本稿がプラットフォームの共通化として論じた事柄に、地域の証拠を与えることができる。当サイトの踏査は始まったばかりであり、この作業はこれからである。
第二の課題は、調達と維持の制度に関する研究との接続である。更新の費用、部品供給の継続性、年度予算の制約といった論点は、財政と行政の研究が扱ってきた領域と重なる。工業デザインの分析は、製品の設計上の判断が数十年後の公共サービスの配分にどう跳ね返るかを示すことで、その議論に材料を提供できる。
第三の課題は、場所固有性の水準を実践的に検証することである。本稿が示した六つの段階のうち、配置の工夫がどれだけ体験を変えうるのかは、概念だけでは決められない。既存の樹木、地形の起伏、隣接する施設との関係をどう読み、既製品をどこに置くか。この判断の質を記述する語彙を育てることが、既製品の時代における公園設計の課題である。
最後に一言添えておきたい。遊具が工業製品であるという事実は、公園の価値を損なうものではない。量産された同じ形の滑り台が、それぞれの土地で、それぞれの子どもに、二度と同じでない時間を与える。工業デザインが引き受けるべきなのは、その時間が長く安心して続けられるように、つくり方と選び方と直し方を設計することである。当サイトは磐田市の公園100園のデータベースとして、その記録の側を担いたい。
参考文献
- ハーバート・A・サイモン(1969)『システムの科学』(稲葉元吉・吉原英樹訳、パーソナルメディア)
- ニコラウス・ペヴスナー(1936)『モダン・デザインの展開——モリスからグロピウスまで』(白石博三訳、みすず書房、1957)
- エイドリアン・フォーティ(1986)『欲望のオブジェ——デザインと社会 1750-1980』(高島平吾訳、鹿島出版会、1992)
- ヘンリー・ドレイファス(1955)『Designing for People』(Simon & Schuster)
- ヘンリー・ドレイファス(1960)『The Measure of Man: Human Factors in Design』(Whitney Library of Design)
- ドナルド・A・ノーマン(1988)『誰のためのデザイン?——認知科学者のデザイン原論』(野島久雄訳、新曜社、1990)
- ヴィクター・パパネック(1971)『生きのびるためのデザイン』(阿部公正訳、晶文社、1974)
- カール・T・ウルリック、スティーブン・D・エッピンガー『Product Design and Development』(McGraw-Hill、初版1995)
- 藤本隆宏(2004)『日本のもの造り哲学』(日本経済新聞社)
- 国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第3版)」(令和6年6月)
- 一般社団法人日本公園施設業協会「遊具の安全に関する規準」(2002年制定・以後改訂)
- 都市公園法(昭和31年法律第79号)・都市公園法施行令(国土交通省 都市公園のページ)
- 地方自治法(昭和22年法律第67号)第234条(契約の締結・一般競争入札の原則)
- 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成18年法律第91号)
- 国土交通省「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン」
- EN 1176(Playground equipment and surfacing、欧州規格)
- ASTM F1487(Standard Consumer Safety Performance Specification for Playground Equipment for Public Use)
- U.S. Consumer Product Safety Commission『Public Playground Safety Handbook』
- 磐田市オープンデータ「都市公園一覧」(CC BY 3.0・出典:磐田市)
- 磐田市 施設ガイド(公園)
本稿は ATAWI PARK 編集部による総説的な論考であり、学会誌等の査読を経た学術論文ではありません。引用は広く知られた著作・公的資料に限り、磐田市固有の事実は当サイトのデータベースと磐田市の公開情報にもとづきます。個々の公園の設備・状態は現地でご確認ください。医療・安全に関する判断は医療機関・関係機関の指示を優先してください。