計画・工学材料工学

遊具の材料と劣化——鋼・木・FRP・ゴムチップ舗装の科学と点検

富士ヶ丘サービス株式会社 大石浩之

学問領域:材料工学 公開・更新 2026-08-17 本文 約20,905字 読了目安 38分

要旨

本稿の目的は、公園の遊具が「古くなる」という日常的な現象を、材料工学——金属・木材・高分子・複合材料の性質と、それが力・水・光・熱によってどのように変わるかを扱う学問——の言葉で説明し直すことである。ブランコの吊り金具はなぜ細くなるのか、木の遊具はなぜ根元から傷むのか、樹脂の滑り台はなぜ白く粉を吹くのか、夏の滑り台はなぜ熱いのか。これらは別々の出来事に見えるが、腐食・疲労・摩耗・腐朽・光劣化・熱伝導という少数の劣化機構の現れである。方法は文献整理と概念分析であり、材料工学の古典(グリフィス、マイナー、パリス、アーチャード、エバンス、アシュビー)と、国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」、日本公園施設業協会の規準、日本産業規格(JIS)といった公的資料に依拠する。

検討の結果、次の整理が得られた。鋼の腐食は電気化学の現象であり、水と酸素がとどまる地際・継手・金具に集中し、塗装は「覆い」、亜鉛めっきは「身代わり」として働く。動く遊具の金属は繰り返し荷重で疲労し、擦れ合いで摩耗し、腐食がこれらを加速する。木材は含水率が高い状態が続くと菌に分解され、防腐処理と水切りの設計と金物の材質が要となる。高分子は紫外線で白化・脆化し、熱で大きく伸縮する。落下面のゴムチップ舗装は結合材の劣化で硬化・減厚して性能が落ち、夏の金属遊具の熱さは熱浸透率という物性の帰結である。そして遊具の点検制度が日常点検と定期点検の二層に分かれているのは、これらの劣化の時間スケールと発見手段の違いに対応している。

最後に、磐田市の都市公園100園のうち遊具有とされる64園について、市の施設ガイドの記載(鉄棒・木製アスレチック遊具・ローラー滑り台・ザイルクライム・複合遊具など)から材料を推定し、海や川に近い園・水施設のある園・木陰の少ない園で劣化条件が異なりうることを示す。ただし当サイトの現地踏査は始まっていないため、材料・落下面・日当たり・劣化の実態は今後の踏査課題として残す。安全にかかわる判断は管理者と点検の専門家に委ね、本稿はその判断の背景にある理屈を説明するにとどまる。

キーワード遊具材料工学腐食疲労木材腐朽紫外線劣化遊具点検

1. はじめに——問題の所在

公園の遊具は、屋外に置かれ、雨と日差しと子どもの体重にさらされ続ける構造物である。家の中の家具と違い、遊具は設置された日から劣化が始まり、その劣化は目に見えにくい形で進む。本稿は、この「遊具が古くなる」という誰もが知っている現象を、材料工学——金属・木材・高分子・複合材料の性質と、それが力・水・光・熱によってどのように変わるかを扱う学問——の言葉で説明し直すことを目的とする。ブランコの吊り金具はなぜ細くなるのか、木の遊具はなぜ根元から傷むのか、樹脂の滑り台はなぜ白っぽく粉を吹くのか、夏の滑り台はなぜ触れないほど熱くなるのか。これらは別々の出来事に見えるが、材料工学から見れば、腐食・疲労・摩耗・腐朽・光劣化・熱伝導という少数の共通する劣化機構の現れである。

問いを立てる背景には二つの事情がある。第一に、日本の都市公園の多くは高度経済成長期からその後の住宅地開発期にかけて整備され、遊具の更新時期を迎えている園が少なくないとされる。第二に、遊具の安全については国土交通省が2002年に「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」を策定し、改訂を重ねて2024年6月に改訂第3版を公表しており、また一般社団法人日本公園施設業協会が業界規準と点検の資格制度を整えてきた。制度は整ってきたが、その制度が「なぜその点検項目を、その頻度で見るのか」という理屈は、材料の性質を知らなければ腑に落ちにくい。点検を「決まりだからやること」ではなく「材料の劣化の速さに合わせた観察」として理解し直すことが、本稿のねらいである。

もう一つ、本稿が材料工学を選ぶ理由がある。遊具をめぐる議論は、しばしば「危ない遊具は撤去せよ」と「子どもから挑戦を奪うな」の対立として語られる。しかし材料の劣化は、この対立とは別の次元にある。錆びて薄くなった支柱、露出したガラス繊維、緩んだボルトは、子どもがどれほど上手に遊んでも回避できない種類の危険——国土交通省の指針が「ハザード」と呼ぶもの——であり、遊びの価値とは無関係に取り除くべきものである。材料工学は、遊具の是非を論じるのではなく、遊具を「使い続けるために何を見ればよいか」を教える学問として位置づけられる。

屋外の遊具劣化と点検なぜ・どこを
図1遊具は設置の日から劣化が始まる。点検を「決まり」ではなく「材料の劣化速度に合わせた観察」として理解し直すことが本稿の問いである。

本稿の方法は文献整理と概念分析である。材料工学の古典的な概念——腐食の電気化学、疲労と亀裂進展、摩耗、木材の含水率と腐朽、高分子の光劣化、熱伝導と熱浸透率——を、遊具という具体的な対象に当てはめて説明する。引用するのは、材料工学の教科書に載る古典(グリフィス、マイナー、パリス、アーチャード、エバンス、アシュビーら)と、国土交通省の指針、日本公園施設業協会の規準、日本産業規格(JIS)といった公的資料に限る。数値は法令・指針・規格に明記されたものと、教科書的に確立された物性の桁の範囲にとどめ、個別の統計値や事故件数は挙げない。

読者として想定するのは、磐田市周辺で公園を使う子育て世代、公園を管理する行政の担当者、地域で公園の見守りや清掃をしている人、そして材料や土木・造園を学ぶ学生である。専門用語は初出で説明する。安全にかかわる判断は本稿が下すものではない。遊具の使用可否は管理者と点検の専門家が決めることであり、けがの手当や受診の要否は医療機関の判断に委ねる。本稿はそれらの判断の背景にある理屈を説明するにとどまる。

構成は次のとおりである。第2節で材料工学の基本概念と遊具安全の制度を整理する。第3節から第7節が本論で、鋼材の腐食と防食(第3節)、疲労と摩耗(第4節)、木材の腐朽(第5節)、樹脂・ゴム・ロープの紫外線劣化(第6節)、ゴムチップ舗装の衝撃吸収とステンレスの熱(第7節)を扱う。第8節で点検の制度を材料工学から読み直し、第9節で磐田市の100園への示唆を述べ、第10節で結論と課題をまとめる。なお、当サイト(ATAWI PARK)は磐田市の公園100園のデータベースであるが、現地踏査はこれからであり、個々の遊具の材料や状態は本稿では確かめていない。以下で挙げる園名と設備は、すべてオープンデータと市の施設ガイドの記載に基づく。

2. 先行研究と概念の整理——材料工学の基本概念と遊具安全の制度

2.1 材料工学が扱うもの——強さ・剛さ・粘り

材料工学は、材料の内部構造(原子の並び方や組織)と性質(強さ・硬さ・粘り・耐食性など)と加工(作り方)の三者の関係を明らかにし、目的に合った材料を選び、使い方を設計する学問である。マイケル・アシュビーの『Materials Selection in Mechanical Design』(1992)は、材料選択を「求める性能を最大にする材料の指標」として体系化した教科書として広く知られる。遊具においては、材料は「子どもの体重と動きに耐える強さ」「屋外の環境に耐える耐久性」「触れて安全な表面」「加工しやすさと費用」の折り合いで選ばれる。鋼、木、樹脂、ゴム、ステンレスがそれぞれ違う場所に使われるのは、この折り合いの結果である。

材料の「強さ」には、いくつかの異なる意味がある。引っ張りや曲げの力に耐える強度、力を受けても変形しにくい剛性、そして割れにくさである靱性(じんせい)である。A. A. グリフィス(1921)は、ガラスが理論的な強さよりはるかに小さな力で割れる理由を、材料内部の微小な亀裂の先端に応力が集中し、そこから破壊が進むためだと説明した。この考えは破壊力学の出発点であり、遊具の点検が「傷・割れ・さび」を探すのは、小さな亀裂こそが破壊の始点だからである。J. E. ゴードンの『The New Science of Strong Materials』(1968)は、この破壊の考え方を一般向けに解いた古典であり、ヘンリー・ペトロスキーの『To Engineer Is Human』(1985)は、構造物の失敗から学ぶ工学の姿勢を論じた。遊具の点検制度は、この「失敗から学ぶ」工学の一つの制度化である。

2.2 劣化の三つの入口——環境・荷重・時間

遊具の劣化は、大きく三つの入口から進む。第一は環境で、水・酸素・塩分・紫外線・温度変化が材料と化学的に反応する(腐食・腐朽・光劣化)。第二は荷重で、子どもが乗り、揺らし、擦ることで力が繰り返し加わる(疲労・摩耗・変形)。第三は時間で、上の二つは時間とともに蓄積し、しばしば環境と荷重が組み合わさって加速する——さびて細くなった部材に繰り返し荷重が加わる、湿った木材の接合部が繰り返し動く、といった具合である。材料ごとに、どの入口が主かは異なる。鋼は水と酸素による腐食が主、木は水と菌による腐朽が主、樹脂は紫外線が主、動く部品は摩耗と疲労が主である。表1にまとめる。

材料区分遊具での主な用途主な劣化機構目に見える兆候
鋼材(炭素鋼)支柱・梁・はしご・鉄棒・チェーン・ボルト腐食(さび)・疲労・摩耗塗膜のふくれ・赤さび・地際の減肉・ぐらつき
木材支柱・デッキ・丸太・アスレチック腐朽(菌)・干割れ・虫害・接合部の緩み表面の灰化・割れ・打音の鈍り・根元の軟化
FRP・ポリエチレン滑り台・トンネル・パネル・座面紫外線劣化・熱膨張・衝撃割れ白化(チョーキング)・繊維の露出・ひび・隙間
合成繊維ロープ・ネットザイルクライム・ネットクライム・ターザンロープ摩耗・紫外線劣化・芯線露出毛羽立ち・被覆の破れ・伸び・端部金具の緩み
ゴムチップ舗装遊具まわりの落下面結合材の紫外線劣化・硬化・粒の脱落表面のざらつき・粒の散乱・硬さの増加・穴
ステンレス鋼滑り台の滑走面・手すり塩分による孔食・もらいさび・夏の高温点状のさび・茶色の汚れ・触れて熱い
材料区分劣化機構見える兆候
図2劣化は環境・荷重・時間の三つの入口から進む。材料ごとに主な機構が違い、それぞれ目に見える兆候として現れる。

2.3 遊具安全の制度——指針・規準・法令

日本の遊具安全は、国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」(初版2002年、改訂第3版2024年6月)が基本文書である。指針は、子どもの遊びには挑戦を伴う「リスク」が価値として含まれること、一方で子どもが予測できず遊びの価値と関係のない「ハザード」は取り除くべきことを区別する。材料の劣化——腐食した部材、露出したガラス繊維、緩んだボルト——は典型的な物的ハザードであり、点検はこれを見つけて取り除く行為として位置づけられる。指針は日常点検と定期点検の区別、点検結果に基づく修繕・撤去・使用禁止の措置、履歴の記録を求めている。

業界側では、一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)が『遊具の安全に関する規準』(JPFA-SP-S)を定め、規準に適合する製品への表示制度(SPマーク)や、点検にあたる技術者の資格(公園施設製品安全管理士・公園施設製品整備技士)を運営している。また都市公園法の施行令・施行規則は2017年の法改正に伴う改正で公園施設の点検を管理者の責務として位置づけ、遊戯施設についてはおおむね1年に1回以上の頻度で点検を行うこととされる。国際的には欧州規格EN 1176(遊具)・EN 1177(衝撃吸収表面)、米国のASTM F1487(遊具)・ASTM F1292(衝撃吸収)などが知られ、日本の指針や規準もこれらを参照してきたとされる。消費者庁も、遊具による子どもの事故防止の情報を提供している。本稿はこれらの制度の細目を論じるのではなく、その背後にある材料の理屈を説明する。

註:本稿で「指針」とだけ書くときは国土交通省の上記指針を、「協会」とだけ書くときは日本公園施設業協会を指す。数値のうち法令・指針・規格に明記のあるもの以外は、教科書的に確立された物性の桁の範囲にとどめる。

3. 鋼材——腐食の電気化学と防食の設計

公園の遊具で最も多く使われている材料は鋼材である。ブランコの支柱、鉄棒、ジャングルジム、はしご、複合遊具の骨組みの多くは、一般構造用の炭素鋼の鋼管(JIS G 3444に規定される一般構造用炭素鋼鋼管など)や鋼板でできている。鋼が選ばれる理由は、強度と剛性が高く、溶接や曲げの加工が容易で、価格が安定していることにある。弱点は一つ、さびることである。鋼材を扱う材料工学は、その大部分が「いかにさびを遅らせるか」に費やされてきたと言ってよい。

3.1 さびは電池である

鉄がさびる現象は、単なる化学反応というより電気化学の現象である。鉄の表面に水の膜ができると、表面のある場所では鉄が電子を失って鉄イオンとして溶け出し(陽極反応)、別の場所では水中の酸素が電子を受け取る(陰極反応)。つまり鉄の表面に小さな電池ができ、電流が流れることで鉄が溶けていく。溶け出した鉄イオンは酸素と水と結びついて含水酸化鉄——赤さび——になる。ウリック・R・エバンスの『The Corrosion and Oxidation of Metals』(1960)は、この電気化学的な腐食理論を体系化した古典である。この理解から三つのことが導かれる。第一に、水と酸素の両方がなければ鉄はさびない。第二に、塩分は水の導電性を高め、電池の反応を速める。第三に、表面の場所によって陽極になりやすい所(酸素が届きにくい隙間や水がたまる所)と陰極になりやすい所ができ、腐食は局所に集中する。

赤さびが鉄を守らないことも重要である。アルミニウムやステンレスの酸化皮膜は緻密で下地を覆うが、鉄の赤さびは多孔質で、体積がもとの鉄より大きく、水を通し、ぼろぼろと剥がれる。ピリングとベドワースが1923年に整理したように、金属とその酸化物の体積比が適切な範囲にあると酸化皮膜は保護的に働くが、鉄のさびはそうならない。だから鉄は、放っておけばさび続けて薄くなる。遊具の点検で「減肉(げんにく)」——断面が薄くなること——が問題にされるのはこのためである。鋼管の場合、外から見える表面より、内側にたまった水で管の内面から減肉が進むこともあり、外観だけでは分からない。

3.2 遊具のどこがさびるか

電気化学の理屈は、遊具のどこがさびやすいかを予測させる。第一に地際(じぎわ)、すなわち支柱が地面や基礎コンクリートに入る境目である。ここは土や落ち葉で湿り続け、しかも空気中の部分と土中の部分で酸素の量が違うため、酸素の少ない側が陽極になって集中的に溶ける(通気差腐食)。第二に水がたまる形状——鋼管の上端のふたの周り、横材の上面、ボルト穴の周り、溶接の継ぎ目——である。第三に異種金属の接触部で、鉄より貴な(イオン化傾向の小さい)金属、たとえばステンレスと接すると鉄側が陽極になって腐食が速まる(ガルバニック腐食)。第四にチェーンや金具のように塗装が擦れて剥げる可動部である。点検が「根元」「継手」「金具」を重点的に見るのは、電気化学が教える腐食の集中する場所だからである。

鋼材水と酸素地際
図3鉄は水と酸素で電池をつくってさびる。支柱の地際・水のたまる継手・擦れる金具に腐食が集中し、赤さびは鉄を守らない。

3.3 防食の二つの考え方——覆うことと身代わり

鋼の防食には二つの考え方がある。一つは水と酸素を遮る「覆う」方法で、塗装がその代表である。塗膜は物理的な障壁だが、傷がつけばそこから水が入り、塗膜の下でさびが進んで塗膜を押し上げる(ふくれ)。だから塗装は「傷を見つけて塗り直す」ことを前提とした防食である。もう一つは「身代わり」の方法で、鉄より卑な(イオン化傾向の大きい)金属を接触させて先に溶けてもらう犠牲防食である。溶融亜鉛めっき(JIS H 8641)は、およそ450℃の溶けた亜鉛に鋼材を浸して亜鉛の層を作るもので、亜鉛の層は覆いとして働くと同時に、傷がついても周囲の亜鉛が鉄の身代わりに溶けるため、鉄がすぐにはさびない。屋外の鋼構造物で溶融亜鉛めっきが標準的に使われるのはこのためである。

実務では、亜鉛めっきの上に塗装を重ねる二重の防食(デュプレックス)もよく使われ、遊具の色は多くの場合この塗装の色である。したがって、遊具の塗装がはげて灰色の亜鉛が見えている状態と、赤さびが浮いている状態とは意味が違う。前者は犠牲防食がまだ働いている段階、後者は亜鉛が失われて鉄そのものが溶け始めた段階である。点検で「さびの色と場所」を記録することは、この段階の見極めにあたる。ただし、どちらの状態がどの程度の緊急性を持つかは点検の専門家が判断することであり、利用者にできるのは気づいたことを管理者に伝えることである。

もう一点、鋼の材料工学で見落とされがちなのが「塗装は表面積の勝負」ということである。同じ鋼管でも、ボルトの頭、ナットのねじ山、チェーンのリンクの内側、溶接ビードの凹凸は塗膜が薄くなりやすく、しかも擦れる。つまり形が複雑で動く部分ほど、覆う防食は弱い。ここでは亜鉛めっきやステンレスといった「材料そのものの耐食性」に頼る設計が合理的であり、遊具の金具にめっき品やステンレス品が指定されるのは、この形状と防食の関係による。

3.4 コンクリート——基礎と遊具そのもの

鋼の話の延長として、コンクリートにも触れておく。遊具の支柱は地中のコンクリート基礎に固定され、また磐田市の施設ガイドには「コンクリート遊具」の記載を持つ園(葦間公園)もある。コンクリートは強いアルカリ性で、内部の鉄筋の表面に保護的な皮膜を作るため、鉄筋は本来さびにくい。しかし空気中の二酸化炭素が表面から浸み込んでアルカリ性を失わせ(中性化)、それが鉄筋に達すると鉄筋がさび始める。さびた鉄筋は体積が増えてコンクリートを内側から押し割り、ひびや剥離(はく離)を生む。基礎コンクリートの露出やひび、遊具の角の欠けは、この材料の劣化が外に現れたものであり、鋼管の地際と並んで基礎まわりが点検の重点となる理由でもある。露出した基礎の角は転倒時の当たり所にもなるため、基礎を地表に露出させないことは指針や協会規準の考え方でもあるとされる。

4. 疲労と摩耗——動く遊具の金属はなぜ切れるか

ブランコ、シーソー、スプリング遊具、回転遊具、ターザンロープの滑車——動く遊具の金属部品は、腐食とは別の劣化を受ける。繰り返し加わる力による疲労と、擦れ合いによる摩耗である。どちらも「一回の力では壊れないのに、回数を重ねると壊れる」という性質を持ち、目視だけの点検を難しくしている。本節では、この二つの劣化機構を材料工学の古典に沿って説明し、なぜ点検が「吊り金具」「チェーンの上端」「軸」を重点にするのかを明らかにする。

4.1 疲労——回数が材料を壊す

疲労とは、材料の強度より小さな力でも、それが何万回・何百万回と繰り返されると亀裂が生じて破断に至る現象である。19世紀にアウグスト・ヴェーラーが鉄道車軸の折損を調べて明らかにし、応力の大きさと破断までの繰り返し回数の関係(S-N曲線)として整理された。鋼には、それより小さな応力なら何回繰り返しても壊れない「疲労限度」があるとされ、その目安は引張強さのおよそ半分程度と教科書に記される。M. A. マイナー(1945)は、大きさの異なる応力の繰り返しがそれぞれ損傷を積み上げるという線形累積損傷則を示し、P. C. パリスとF. エルドガン(1963)は、疲労亀裂が一回の荷重ごとに一定の法則で少しずつ伸びることを示した。これらが遊具に意味するのは、ブランコの吊り金具は毎日の揺れの一回一回で目に見えない損傷を積み重ねている、ということである。

疲労亀裂は、応力が集中する場所——断面が急に変わる所、穴、ねじ山、溶接の止端(とめたん、溶接金属と母材の境目)、鋭い角——から始まる。グリフィスの理論が示す通り、小さな傷が応力を何倍にも増幅するからである。腐食は疲労を加速する。さびで表面が荒れると無数の応力集中点ができ、さらに腐食性の環境では亀裂の内側が化学的に侵されて進展が速まる(腐食疲労)。ブランコの吊り金具やチェーンの上端リンクが点検の重点である理由は、そこが最も大きな繰り返し荷重を受け、水がたまりやすく、しかも塗装が擦れて剥げる、つまり疲労と腐食の条件が重なる場所だからである。

4.2 摩耗——擦れ合いが断面を削る

摩耗は、二つの面が擦れ合うことで表面の材料が失われる現象である。J. F. アーチャード(1953)は、摩耗で失われる体積が、押し付ける力と滑る距離に比例し、材料の硬さに反比例するという関係を示した。ブランコの吊り金具の軸受、チェーンのリンク同士の接点、回転遊具の軸、ロープが通る滑車では、子どもの体重(力)と使用回数(距離)の積が摩耗量を決める。よく使われる遊具ほど早く減るのは、この式の帰結である。摩耗した部分は断面が減るだけでなく、表面が荒れて応力集中点となり、疲労を呼び込む。摩耗と疲労と腐食は、動く金属部品において三位一体で進む。

ブランコ繰返し回数音で気づく
図4動く遊具の金属は繰返し荷重で疲労し、擦れ合いで摩耗する。吊り金具・チェーン上端・軸が重点で、異音とぐらつきが内部の変化のサインとなる。

材料工学の対策は、擦れる部分に硬い材料や自己潤滑性のある材料(軸受のブッシュ)を入れること、砂やほこりが入らない構造にすること、そして摩耗する部品を「消耗部材」として交換前提で設計することである。指針でも消耗部材の考え方が示され、日常点検で確認し定期的に交換することとされる。ここで重要なのは、摩耗や疲労は「劣化していく部品を計画的に取り替える」ことで管理される劣化であり、いつまでも同じ部品が持つ前提ではない、ということである。ブランコの吊り金具やチェーンが交換されるのは、それが壊れたからというより、壊れる前に取り替える設計思想の現れである。

4.3 見つけにくさと、その対策

疲労亀裂は破断の直前まで髪の毛ほどの細さで、塗膜の下に隠れる。摩耗は擦れ合う面の内側で進む。だから目視だけの点検には限界があり、定期点検では吊り金具を外して軸の摩耗量をノギスで測る、溶接部を打音や浸透探傷(表面の亀裂に染み込む液で可視化する方法)で確かめる、といった手段が用いられる。日常点検で「ブランコを揺らして異音を聞く」「ぐらつきを手で確かめる」ことが意味を持つのは、音とぐらつきが内部の摩耗・緩み・亀裂の間接的なサインだからである。

利用者の立場では、ブランコがきしむ、揺らすとカタカタと金属音がする、座板が以前より低くなった気がする、といった変化が観察できる。これらは疲労や摩耗の直接の証拠ではないが、点検を促す手がかりにはなる。指針が利用者からの情報提供を点検の補完として位置づけているのは、こうした「毎日使う人だけが気づく変化」を拾うためである。ただし、それを危険と判断し使用を止めるのは管理者の役割であり、利用者は場所と状態を伝えることに徹すればよい。

5. 木材——水・菌・接合部

木製遊具は、手ざわりの温かさ、夏に熱くなりにくいこと、景観へのなじみから多く使われてきた。丸太のアスレチック、デッキ、支柱、ピラミッド型の登り遊具など、磐田市の施設ガイドにも「木製アスレチック遊具」「木製ピラミッド」の記載がある。しかし木材は、鋼や樹脂と根本的に違う性質を持つ。生物由来の材料であり、水を吸って膨らみ乾いて縮み、菌が食べる、ということである。本節では、木材の性質から劣化と対策を説明する。

5.1 木材の性質——異方性と含水率

木材はセルロースの繊維をリグニンで固めた、自然の複合材料である。繊維方向には強く、直角方向には弱い(異方性)。また細胞壁が水を吸うと膨らみ、放すと縮む。細胞壁が水で飽和する含水率(繊維飽和点)はおおむね3割弱とされ、それ以下の範囲で乾湿の変化が寸法の変化を生む。屋外の木材は雨と日差しで含水率が繰り返し上下し、表面と内部、繊維方向と直角方向で収縮率が違うため、割れ(干割れ)が入る。丸太の縦割れはほとんど避けられず、それ自体は強度をただちに損なうものではないが、割れの中に水がたまり、菌の入口になる点が問題である。

5.2 腐朽——菌が木を食べる条件

木材の腐朽は、木材腐朽菌が細胞壁のセルロースやリグニンを分解する現象である。菌の生育には水分・酸素・適当な温度・養分(木材そのもの)が必要で、このうち人が管理できるのは水分である。木材の含水率がおおむね2割を超える状態が続くと腐朽菌が活動しやすいとされ、逆に乾いた木材は腐らない。だから木製遊具の劣化は、水がたまる場所——地際、木口(こぐち、繊維の切り口)、横木の上面、ボルト穴、部材同士が接して乾きにくい面——に集中する。鋼の腐食と同じく、木の腐朽も「水がとどまる場所」に集中するのである。特に地際は、土からの水分と土中の菌の両方にさらされ、木製支柱の最大の弱点となる。

加えて、シロアリなど食害を与える昆虫、そして紫外線がある。紫外線はリグニンを分解して表面を灰色に変え(灰化)、表面の繊維を毛羽立たせる。灰化そのものは表面数ミリの現象だが、毛羽立った表面は水を含みやすく、ささくれ(木のとげ)の原因にもなる。木製遊具の「触れる部分のささくれ」は、この表面劣化と、乾湿の繰り返しによる割れの端が起こす現象であり、研磨や交換で対処される。

木材含水率菌と虫
図5木は水を吸って割れ、含水が続くと菌に分解される。地際・木口・接合部に水がとどまり、そこが弱点になる。

5.3 防腐処理と設計の工夫

木材の耐久性を高める方法には、腐りにくい樹種(心材の耐朽性が高いもの)を選ぶ、防腐薬剤を加圧注入する、水を切る設計にする、の三つがある。防腐薬剤については、かつて広く使われたクロム・銅・ヒ素系(CCA)が環境への配慮から使われなくなり、銅を主成分とする薬剤(ACQ、銅アゾール系など)に置き換わったとされる。日本産業規格ではJIS K 1570「木材保存剤」がこれらを規定する。ここで材料工学的に見落とせないのは、銅系薬剤を注入した木材は、接する鋼製金物の腐食を早めることである。銅は鉄より貴であり、湿った木材を電解質としてガルバニック腐食が起きるためで、木製遊具の金物に厚い溶融亜鉛めっき品やステンレス品が指定されるのはこの理由による。木と鋼の組み合わせは、木の弱点(腐朽)と鋼の弱点(腐食)が接合部で出会う場所なのである。

設計の工夫としては、支柱の地際を金物で持ち上げてコンクリートに直接埋めない、木口に笠木やキャップをかぶせる、部材の間に水が抜ける隙間を取る、上面に水がたまらないよう傾斜をつける、といった「水を切る」細部が知られる。これらは薬剤に頼らない防腐であり、木造建築の伝統的な知恵と同じ理屈である。防腐処理は「腐りにくくする」のであって「腐らなくする」のではなく、処理層より内側は無処理のままであることが多い。だから割れが深く入り、内部に水が達すると、処理木材でも内側から腐朽が進みうる。

5.4 木の点検——打音と刺し込み

木材の腐朽は内部から進むことがあり、表面が健全に見えても中が空洞になっている場合がある。そこで木製遊具の点検では、ハンマーで叩いた音の高低(健全なら澄んだ音、腐朽が進むと鈍い音)、千枚通しなどを刺して抵抗の有無を見る刺し込み、地際を掘って含水と軟化を確かめる、といった手法が用いられる。専門的な定期点検では、穿孔抵抗を測る機器で内部の状態を推定することもあるとされる。日常点検の段階で気づけるのは、ささくれ、割れの拡大、根元のぐらつき、金物のさび汁、キノコの発生である。とりわけ木部にキノコが生えていることは、腐朽菌が内部で活動している目に見える証拠であり、点検を促す明確な手がかりとなる。

6. 樹脂・ゴム・ロープ——高分子の紫外線劣化

滑り台の滑走面、トンネル、パネル、ローラー滑り台のローラー、ロープやネット、スプリング遊具の座面——現代の遊具には高分子材料(プラスチック・ゴム・合成繊維)が多用される。軽く、色が自由で、複雑な形に成形でき、さびず腐らない。しかし高分子には固有の弱点がある。紫外線と熱で分子の鎖が切れることと、温度による寸法変化が大きいことである。本節では、遊具に使われる高分子を三つの群——成形品(FRPとポリエチレン)、ロープとネット、ゴム——に分けて見る。

6.1 FRPとポリエチレン——成形品の光劣化

遊具の樹脂部品には大きく二種類ある。一つはFRP(繊維強化プラスチック)で、ガラス繊維を不飽和ポリエステル樹脂などで固めた複合材料である。軽くて強く、大きな曲面を作れるため、滑り台や動物の形をした遊具に古くから使われた。表面はゲルコートと呼ばれる樹脂層で覆われ、これが色と光沢とガラス繊維の保護を担う。もう一つはポリエチレン(PE)で、回転成形と呼ばれる方法で継ぎ目のない中空の滑り台やトンネルを作れる。近年の複合遊具の滑り台やパネルの多くはこちらである。

高分子の光劣化は、紫外線のエネルギーが分子の結合を切り、酸素と反応して連鎖的に分解が進む現象である(光酸化)。FRPでは、ゲルコートが劣化して粉状になる白化(チョーキング)が起き、さらに進むと内部のガラス繊維が露出して表面が毛羽立つ。露出したガラス繊維は皮膚に刺さり、かゆみや小さな傷の原因になるとされ、点検の重要な確認項目である。ポリエチレンでは、表面が白っぽくなり、割れやすくなる(脆化)。対策として、樹脂には紫外線吸収剤やヒンダードアミン系の光安定剤、カーボンブラックなどが配合されるが、これらは劣化を遅らせるのであって止めるのではない。屋外の樹脂部品は「日当たりの良い面ほど早く劣化する」ものとして観察するとよく、同じ滑り台でも南向きの面と北向きの面で状態が違うことがある。

温度による寸法変化も見落とせない。ポリエチレンの線膨張係数は鋼のおよそ10倍以上あり、夏の直射日光と冬の冷え込みの間で樹脂部品はかなり伸び縮みする。だから樹脂部品を鋼の骨組みに固定する部分には遊びが設けられ、この遊びが摩耗やがたつきの原因になる。樹脂の滑り台の継ぎ目に段差や隙間が生じるのは、多くの場合この熱膨張差と固定部の劣化による。段差は衣服の引っかかりや指の挟み込みにつながりうるため、指針や協会規準が継ぎ目の段差や隙間の寸法を問題にするのは、この材料物性が背景にある。

ローラー滑り台は、この節の材料が集まる遊具である。滑走面は多数のローラー(樹脂製またはステンレス製)で構成され、各ローラーは軸と軸受で鋼の枠に支えられる。ローラーの表面は摩耗し、軸受には砂やほこりが入り、樹脂ローラーは紫外線で劣化する。回らないローラーは一つでも滑走の抵抗と引っかかりになり、ローラー同士の隙間は指の挟み込みにかかわる寸法である。つまりローラー滑り台では、一本一本のローラーが消耗部材であり、点検は「回るか・欠けていないか・隙間が変わっていないか」を数の分だけ確かめる作業になる。磐田市の施設ガイドにも複数の園でローラー滑り台の記載があり、第9節で触れる。

樹脂の滑り台紫外線ロープ遊具
図6高分子は紫外線で分子鎖が切れて白化・脆化し、熱で大きく伸縮する。FRPの繊維露出、継ぎ目の段差、ロープの芯線露出が点検の要点。

6.2 ロープとネット——外側から進む劣化

ザイルクライム、ネットクライム、ターザンロープには、ポリプロピレンやポリエステルの繊維を鋼線の芯に巻いた「コンビネーションロープ」がよく使われる。鋼の芯が引張荷重を受け持ち、外側の合成繊維が手ざわりと摩耗の犠牲層を担う。劣化は外側から進む。紫外線と擦れで繊維が毛羽立ち、被覆が切れて芯線が露出すると、鋼線が手を傷つける恐れが生じる。合成繊維は種類によって紫外線への耐性が異なり、ポリプロピレンは軽く水に強いが紫外線には比較的弱いとされる。ロープの端部や結節、金具との接続部は、応力集中と摩耗が重なる点で金属の吊り金具と同じ論理で重点となる。

ネット遊具では、結び目や交点の金具が最も摩耗する。子どもは結び目に足をかけ、交点をつかむからである。アーチャードの摩耗則が示す通り、力と距離の積が大きい場所が減る。またロープは伸びる材料であり、長年の荷重で全体が伸びてたるむと、足がかりの高さや網目の大きさが設計時と変わる。網目の大きさは頭部や胴体の挟み込みにかかわる寸法であるから、ロープの伸びは材料の劣化であると同時に寸法の劣化でもある。この点は当サイトの人間工学の論文(遊具の寸法)と接続する。

6.3 ゴム——EPDMと硬化

ゴムのうち屋外で使われる代表がEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)である。分子の主鎖に二重結合が少ないため、オゾンや紫外線に強く、屋外用のゴムチップやパッキンに選ばれる。一方、タイヤ由来のSBR(スチレン・ブタジエンゴム)は安価だが耐候性はEPDMに劣るとされ、ゴムチップ舗装では下層に使われることが多い。スプリング遊具の座面や握りに使われる樹脂・ゴムも、日射で硬化してひびが入る。ゴムは「硬くなる」ことが劣化のサインであり、押しても弾力がない、表面に細かいひび(クレージング)がある、といった変化として現れる。ゴムチップ舗装そのものの性能と劣化は、落下面の議論として次節で扱う。

7. 落下面と表面温度——ゴムチップ舗装とステンレス滑り台

7.1 落下面の材料工学——衝撃を時間に変える

遊具からの落下は、遊具に関わる事故の中で大きな割合を占めるとされ、指針は遊具の落下高さと落下面(安全領域)の衝撃吸収の考え方を示している。落下面に求められるのは、頭部が地面に当たったときの衝撃を和らげることである。物理的には、衝突で失われる運動量は変わらないから、止まるまでの時間を長くして減速度を小さくすることが「衝撃吸収」の正体である。硬いコンクリートやアスファルトは止まる時間が短く減速度が大きい。砂・木チップ・ゴムチップ・芝生と土は、変形して時間を稼ぐ。

この性能は、頭部を模した重りを落として加速度を測る試験で評価され、頭部傷害基準(HIC)と最大加速度に上限を定める方式が欧州のEN 1177や米国のASTM F1292に採用されている。ある落下面が上限内に収まる最大の高さを「臨界落下高さ」と呼び、遊具の落下高さに応じた落下面が求められる。ここで材料工学が加わるのは、この性能が「新品のとき」の値であり、時間とともに変わるという点である。

ゴムチップ舗装は、EPDMやSBRのゴム粒をポリウレタン系の結合材で固めたもので、上層に色付きのEPDM、下層に厚みを担うSBRという二層が一般的である。劣化は主に結合材で起きる。ポリウレタンは紫外線と水で分解し、黄変・硬化して粒を保持する力を失い、表面の粒が脱落してざらつき、やがて穴があく。硬化は衝撃吸収の低下を意味し、粒の脱落は厚みの減少を意味する。つまりゴムチップ舗装は「見た目が薄汚れる」だけでなく「性能が落ちる」材料である。砂や木チップのような敷き詰め型は、踏み固められて硬くなり、飛び散って薄くなる。芝生と土は雨で締まり、乾けば硬くなる。落下面は設置して終わりではなく、厚みと硬さを保つ維持管理が性能そのものである。

7.2 夏の滑り台はなぜ熱いか——熱伝導と熱浸透率

ステンレス鋼は、鉄にクロムをおおよそ1割強以上加えた合金で、表面にクロムの緻密な酸化皮膜(不動態皮膜)ができるため、傷ついても皮膜が再生してさびにくい。滑り台の滑走面に使われる理由は、継ぎ目なく磨いた面が作れること、摩耗と腐食に強いこと、樹脂のように紫外線で劣化しないことにある。しかしステンレスにも弱点がある。塩分(塩化物イオン)は不動態皮膜を局所的に破って孔食(小さな穴状のさび)を起こし、鉄粉が付着すればそこから「もらいさび」が生じる。そして夏、日射で高温になる。

落下面表面温度手で確かめる
図7落下面は硬化と減厚で性能が落ちる。夏の金属は熱浸透率が大きく触れた瞬間に熱が移る。日陰・色・材料の選択と、大人が手の甲で確かめる習慣。

夏の滑り台の熱さには、二つの材料物性が関わる。第一は日射の吸収と放射で、暗い色ほど日射を吸収して表面温度が上がる。第二は、触れたときにどれだけ速く皮膚へ熱が流れるかを決める熱浸透率(熱伝導率・密度・比熱の積の平方根)である。金属は熱浸透率が皮膚より桁違いに大きいため、触れた瞬間の接触面の温度はほぼ金属側の温度になり、大量の熱が短時間で皮膚に移る。木材やゴムは熱浸透率が小さく、表面温度が同じでも触れた面の温度は皮膚寄りになる。だから「木は同じ温度でも熱く感じにくく、金属は熱く感じる」のは感覚の錯覚ではなく、材料の物性の帰結である。ただし、ゴムチップ舗装は暗色で表面温度そのものが高くなりやすいため、素足や座り込みでは接触が長時間になり注意がいるとされる。

材料工学的な対策は、日陰を作る(そもそも日射を当てない)、色を明るくする、樹脂の滑走面を選ぶ、の三つに整理される。ただし樹脂は紫外線劣化と静電気の問題を抱え、ステンレスは耐久性で勝る。どの材料にも一長一短があり、管理者は耐久性と夏の熱を天秤にかけている。利用者にできることは、夏の日中は遊具の表面を大人が手の甲で確かめてから使う、という単純な習慣であり、この点は当サイトの読みもの「遊具の高温」で扱っている。やけどの症状や手当については医療機関の判断に委ねる。表面温度の都市気候学的な背景(舗装と緑陰の温度差)は、当サイトの都市気候学の論文が扱う。

註:熱浸透率の考え方は、同じ室温の金属と木を触ったとき金属が冷たく感じることの説明としても知られる。冷たさと熱さは同じ物性の裏表である。夏の遊具では、金属の表面温度がやけどにかかわる温度に達しうるとされ、管理者や関係機関から夏季の遊具の高温への注意喚起がなされている。

8. 点検の材料工学——日常点検・定期点検・標準使用期間

これまで見てきた劣化機構は、進み方の速さと見つけ方が異なる。摩耗や緩みは日ごとに進み、目と耳と手で気づける。腐食と腐朽は季節単位で進み、重点箇所を知っていれば目視で兆候をつかめるが、内部の減肉や空洞は機器がなければ分からない。疲労亀裂は年単位で潜行し、専門的な探傷が要る。落下面の性能低下は目に見えず、測らなければ分からない。点検制度が日常点検と定期点検の二層(さらに必要に応じた精密な点検・診断)に分かれているのは、この劣化の時間スケールと発見手段の違いに対応している。本節では、制度を材料工学の側から読み直す。

8.1 日常点検——頻度で勝負する観察

日常点検は、管理者やその委託を受けた者が、日常の巡回の中で遊具の外観と動作を確かめるものである。指針は、目視・触診・聴診——見る、触る、動かして音を聞く——を基本とし、異常があれば使用禁止などの応急措置をとって管理者に報告することとしている。材料工学の言葉で言えば、日常点検は「変化の速い劣化(緩み・摩耗・破損・異物・急な変化)」を頻度で捕まえる観察であり、精度より頻度が意味を持つ。地域住民や利用者からの通報も、事実上この層の一部を担っている。公園の清掃を担う地域の団体が「いつもと違う」ことに気づく力は、材料工学的に見ても価値がある。

8.2 定期点検——材料の内側を測る

定期点検は、専門的な知識と技術を持つ者が、年に一回程度の頻度で、遊具の構造・部材・基礎・落下面を体系的に調べるものである。都市公園法の施行令・施行規則が2017年の改正で公園施設の点検を管理者に求め、遊戯施設についてはおおむね1年に1回以上とされたのは、この層に対応する。ここでは、鋼管の板厚を超音波で測る、溶接部の亀裂を探傷する、木材の内部を打音や穿孔抵抗で調べる、ボルトの締付けを確認する、落下面の厚さと硬さを測る、といった「材料の内側」を見る手段が用いられる。協会は、この点検にあたる技術者として公園施設製品安全管理士と公園施設製品整備技士の資格制度を運営し、点検の講習を行っている。

定期点検が年一回程度とされることにも材料工学的な意味がある。腐食・腐朽・疲労はいずれも季節の周期(梅雨と夏の高温多湿、冬の乾燥、日射の年変化)を一巡して進む劣化であり、一年という周期はその一巡を見る単位である。もちろん、環境の厳しい場所や利用の多い遊具、標準使用期間を過ぎた遊具では、より短い間隔や詳しい診断が検討される。頻度は一律ではなく、劣化速度に合わせて調整されるべきものである。

日常点検定期点検使用禁止
図8点検は劣化の速さに合わせた二層構造。速い変化は日常の目と手で、内側の劣化は年一回程度の専門点検で。使用禁止の表示は点検が働いている印。

8.3 標準使用期間と更新——劣化曲線を前提にした管理

材料は、適切に維持しても最終的には更新が必要になる。協会の規準は、材料区分ごとに標準使用期間の目安を示し、期間を過ぎた遊具は劣化の進行を前提に更新や詳細な診断を検討することを促しているとされる。鋼製が長く、木製がそれより短い、という序列は、本稿で見た劣化機構の速さと一致する。この考え方は、故障してから直す事後保全から、劣化を予測して先に手を打つ予防保全への転換であり、橋やトンネルなど社会資本の老朽化対策と同じ論理である。予防保全は財政の論点でもあり、当サイトの財政学の論文(維持管理費)と関連する。

点検の結果は、修繕・部品交換・使用禁止・撤去のいずれかの措置と、その履歴の記録につながる。使用禁止のテープや札は、点検が機能している証拠であって、管理の失敗の証拠ではない。材料工学の視点からは、履歴の蓄積こそが価値である。どの部材が何年でどう劣化したかの記録は、その地域の環境(塩分・日射・利用頻度)における劣化速度のデータであり、次の設計と点検周期の根拠になるからである。表2に点検の層を整理する。

点検の層担う人頻度の考え方見つける劣化主な手段
日常点検管理者・委託を受けた者(利用者の通報も補助)高頻度(巡回のたび)緩み・摩耗・破損・異物・急な変化目視・触診・聴診(見る・触る・動かす)
定期点検専門技術者年1回程度以上減肉・内部腐朽・亀裂・落下面の性能低下板厚測定・探傷・打音・穿孔抵抗・締付け確認・落下面の厚さと硬さ
精密な点検・診断専門技術者・製造者必要時(異常発見時・標準使用期間経過時)構造全体の健全性詳細な計測と評価、修繕か更新かの判断

最後に、点検の限界も述べておく。点検は劣化を見つける行為であって、劣化を止める行為ではない。見つけた後の修繕・交換・更新が伴わなければ、点検は「知っているのに放置している」状態を作るだけである。材料の劣化速度に見合った点検周期と、見つけたものを直す予算と手順が一体になって初めて、材料は寿命まで安全に使われる。この意味で、点検は技術の問題であると同時に、財政と行政の問題でもある。

9. 磐田市の公園への示唆

本節では、以上の材料工学の整理を磐田市の公園に当てはめる。当サイトは磐田市の都市公園100園(オープンデータ「都市公園一覧」94行と、市の施設ガイドのみに掲載の6園)を収録しているが、現地踏査はこれからで、個々の遊具の材料と状態は確かめていない。以下は、オープンデータのフラグと市の施設ガイドの記載から読み取れる範囲での見通しである。管理課は磐田市都市整備課である。

9.1 何がわかり、何がわからないか

オープンデータでは「遊具有」が64園、「砂場有」が43園である。市の施設ガイドの園内施設の記載には遊具の種類が並ぶが、材料は明記されていない。それでも種類名から材料の見当はつく。「鉄棒」は鋼、「木製アスレチック遊具」「木製ピラミッド」は木材、「ローラー滑り台」は樹脂または金属のローラーと軸受、「ザイルクライム」「ネットクライム」「ターザンロープ」はコンビネーションロープ、「鉄製複合遊具」は鋼、「コンクリート遊具」はコンクリートである。逆に、滑り台の滑走面がステンレスか樹脂か、落下面がゴムチップか砂か土か、木製遊具の金物が何か、といったことは記載からは分からない。この「材料の空白」を埋めることが、当サイトの踏査の一つの目的となる。表3に、施設ガイドの記載から推定される材料と、本稿で見た劣化機構、記載のある園の例を整理する。

施設ガイドの記載推定される主な材料本稿で見た主な劣化記載のある園の例
鉄棒・ジャングルジム・ブランコ鋼(塗装・亜鉛めっき)地際の腐食・吊り金具の疲労と摩耗一番町公園、富士見公園、中央公園ほか多数
木製アスレチック遊具・木製ピラミッド木材(防腐処理)と金物地際の腐朽・割れ・金物の腐食豊田原新田公園、豊田熊野記念公園、浜部農村公園、獅子ヶ鼻公園
ローラー滑り台ローラー(樹脂・金属)・軸受・鋼の枠ローラーの摩耗・軸受の劣化・異物のかみ込みさわやか広場、兎山公園、豊田原新田公園、豊田天竜川わんぱく広場、豊田ラブリバー公園
ザイルクライム・ネットクライム・ターザンロープコンビネーションロープ・鋼の枠被覆の摩耗・芯線露出・端部金具兎山公園、竜洋袖浦公園、豊田原新田公園、獅子ヶ鼻公園
スプリング遊具鋼のばね・樹脂の座面ばねの疲労・座面の硬化的場公園、水堀公園、北川瀬公園ほか
複合遊具(滑り台・トンネルスライダー等)鋼の骨組み・樹脂の滑走面・パネル樹脂の白化・熱膨張による隙間・骨組みの腐食今之浦公園、つつじ公園、西山第1公園ほか
コンクリート遊具・築山コンクリート・土ひび・表面の剥離・角の欠け葦間公園、竜洋川袋公園、福田ふるさと公園

9.2 環境から見た磐田の条件

材料の劣化速度は環境で決まる。磐田市の9地区のうち、竜洋(13園)には園名に「海洋」を含む竜洋海洋公園(総合公園・221,722㎡)があり、海に近いと考えられる園では、飛来塩分による鋼の腐食促進とステンレスの孔食が想定される。園名に「天竜川」を含む豊田天竜川わんぱく広場や天竜川ラブリバー公園、河川敷の名を持つ竜洋西堀河川敷公園では、湿潤と増水後の泥や砂の付着が可動部の摩耗と腐食に影響しうる。また今之浦公園や安久路公園のように「流れ」「じゃぶじゃぶスポット」「噴水」など水施設のある園では、周辺の遊具や舗装が湿潤にさらされやすい。これらはいずれも材料工学からの推測であり、実際の劣化状況は踏査と管理者の点検記録によって確かめる必要がある。

日射については、市内の園の多くが街区公園(51園)で、木陰の有無は園によって大きく違うと考えられる。樹脂部品の紫外線劣化と夏の遊具の高温はいずれも日射の関数であるから、木陰のある園とない園では同じ遊具でも劣化速度と夏の使いやすさが異なる。当サイトの踏査項目に「遊具の日当たり」を含めることは、材料工学から見ても意味がある。また、市の施設ガイドに「インクルーシブエリアあり」と記される安久路公園の複合遊具のように、多様な子どもが長く触れる遊具では、表面の状態(ささくれ・繊維露出・熱さ)が利用のしやすさに直結する。

もう一つ、施設ガイドの記載で目を引くのは「健康遊具」の多さである。今之浦公園、北川瀬公園、中泉グリーンパーク、二子塚公園、磐田ららシティ公園、豊田原新田公園、豊田東原梅ノ木公園などに記載があり、クリーンセンター公園には「健康器具」とある。健康遊具は主に鋼の骨組みと樹脂・ゴムの握りや座面でできており、劣化機構は子ども用遊具と同じだが、使うのは大人であるから一回あたりの荷重が大きく、ぶら下がりや踏み込みの動作が繰り返される。疲労と摩耗の観点では、子ども用遊具と同じかそれ以上に「動く部分と握る部分」の点検が意味を持つ。高齢の利用者が多い場合、握りの樹脂の硬化やひび、足を載せる面の滑りやすさが使いやすさに直結する点も、材料の観点から付け加えておく。

100園都市整備課へ記録して伝える
図9磐田市の遊具有64園の材料は記載から推定できるが、確認は踏査待ち。気づいたサインは場所と日付を記録し管理者へ伝える。

9.3 利用者・地域・行政にできること

遊具の点検と修繕は磐田市の管理者(都市整備課、電話0538-37-4806)の責任であり、利用者が判断を代わることはできない。しかし材料工学の知識は、利用者の観察の質を上げる。塗装のはげと赤さびの違い、ブランコの異音、ロープの毛羽立ちと芯線の露出、樹脂の白化と繊維露出、ゴムチップの粒の脱落、根元のぐらつき、木部のキノコ——これらは本稿で見た劣化機構が外に現れたサインである。気づいたら場所と状態と日付を記録し(写真があればなおよい)、管理者に伝えることが、日常点検の層を厚くする。伝える側は危険かどうかを判断する必要はなく、「どこが・どうなっている」を伝えればよい。

行政の側から見れば、材料区分ごとの遊具の台帳と点検・更新の履歴は、劣化速度のデータとして次の点検周期と更新計画の根拠になる。地域の側から見れば、清掃や見守りの活動は「いつもと違う」に気づく日常点検の層を担っている。当サイトは、100園のページに材料に関する踏査項目(主要遊具の材料、落下面の種類、日当たり、目に見える劣化の有無)を設け、踏査の進展に応じて更新していく方針である。ただし当サイトの記録は点検ではなく観察であり、遊具の使用可否を示すものではないことを明記しておく。

10. 結論と今後の課題

本稿は、遊具の劣化を材料工学の概念で説明し直した。得られた整理は次のとおりである。第一に、鋼の腐食は電気化学の現象であり、水と酸素がとどまる場所——地際・継手・金具——に集中する。塗装は覆い、亜鉛めっきは身代わりであり、赤さびの出現は身代わりが尽きたことを意味する。第二に、動く遊具の金属は繰り返し荷重で疲労し、擦れ合いで摩耗し、腐食がこれらを加速する。消耗部材の計画的な交換が管理の基本である。第三に、木材は含水率の高い状態が続くと菌に分解され、地際・木口・接合部が弱点であり、防腐処理と水切りの設計、金物の材質選択が要となる。

第四に、高分子は紫外線で白化・脆化し、熱で大きく伸縮する。FRPの繊維露出とロープの芯線露出は、劣化が手に触れる段階に達したサインである。第五に、落下面は硬化と減厚で性能が落ち、夏の金属の熱さは熱浸透率という物性の帰結である。第六に、点検制度の二層構造は、これらの劣化の時間スケールと発見手段の違いに対応しており、点検の頻度と手段は劣化速度に合わせて決まっている。この整理から言えることは、点検は「決まり」ではなく「材料の劣化速度に合わせた観察」であり、利用者・地域・専門家がそれぞれの層でその観察を担っている、ということである。材料の知識は、危険を煽るためのものではなく、何を見ればよいかを知り、判断を専門家に正しく渡すためのものである。

10.1 本稿の限界

本稿には限界がある。第一に文献整理にとどまり、実測を伴っていない。磐田市の遊具について材料・設置年・劣化状況の一次データを持たず、環境条件(塩分・日射・利用頻度)も推測である。第二に、劣化速度の具体的な数値は環境と材料の組み合わせで大きく変わるため、本稿は「どこが・なぜ」を説明したが「いつまでに」には答えていない。第三に、遊具の材料は進歩しており、新しい樹脂・被覆・複合材料については本稿の整理が古くなる可能性がある。第四に、本稿は指針や協会規準の細目(寸法・試験方法・点検票の項目)には立ち入っておらず、それらは原文にあたる必要がある。

材料の知識時間と劣化踏査で更新
図10材料は時間とともに必ず劣化する。知識は恐れるためでなく、何を見て誰に渡すかを知るためにある。踏査と記録で見取り図を更新していく。

10.2 今後の課題

今後の課題として三つを挙げる。第一に、当サイトの踏査で100園の主要遊具の材料・落下面・日当たりを記録し、材料区分ごとの分布を明らかにすること。これは施設ガイドの記載にない「材料の空白」を埋める作業である。第二に、市の点検記録や更新履歴が公開されている範囲で、材料区分と更新周期の関係を読むこと。鋼製と木製で更新の間隔が違うか、海や川に近い園で違いがあるかは、本稿の理屈を検証する素材になる。第三に、隣接する論点——人間工学(寸法)、都市気候学(表面温度)、疫学(けが)、財政学(更新費用)、倫理学(リスクと自由)——の論文と接続し、材料の劣化が寸法・温度・けが・費用・遊びの価値にどう波及するかを一つの見取り図にすることである。

遊具は、材料の科学と子どもの遊びが出会う場所である。鋼が水と出会い、木が菌と出会い、樹脂が光と出会うその同じ場所で、子どもは高さと速さと揺れに出会っている。その出会いを長く安全に支えるのは、目立たない点検と、材料の性質を知る目である。本稿が、公園を使う人と管理する人と学ぶ人のあいだで、その目を共有する一助となれば幸いである。

参考文献

  1. 国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第3版)」(令和6年6月)
  2. 都市公園法(昭和31年法律第79号)・都市公園法施行令・同施行規則(国土交通省 都市公園のページ)
  3. 一般社団法人日本公園施設業協会『遊具の安全に関する規準 JPFA-SP-S:2014』および同協会の点検・資格制度
  4. 消費者庁「子どもの事故防止」(遊具による事故の注意喚起を含む)
  5. A. A. Griffith(1921)「The Phenomena of Rupture and Flow in Solids」Philosophical Transactions of the Royal Society A, 221
  6. M. A. Miner(1945)「Cumulative Damage in Fatigue」Journal of Applied Mechanics, 12
  7. P. C. Paris・F. Erdogan(1963)「A Critical Analysis of Crack Propagation Laws」Journal of Basic Engineering, 85
  8. J. F. Archard(1953)「Contact and Rubbing of Flat Surfaces」Journal of Applied Physics, 24
  9. U. R. Evans(1960)『The Corrosion and Oxidation of Metals』(Edward Arnold)
  10. J. E. Gordon(1968)『The New Science of Strong Materials』(Penguin)
  11. M. F. Ashby(1992)『Materials Selection in Mechanical Design』(Pergamon Press)
  12. W. D. Callister『Materials Science and Engineering: An Introduction』(Wiley)
  13. Henry Petroski(1985)『To Engineer Is Human: The Role of Failure in Successful Design』(St. Martin's Press)
  14. 日本産業規格 JIS G 3444「一般構造用炭素鋼鋼管」・JIS H 8641「溶融亜鉛めっき」・JIS K 1570「木材保存剤」
  15. 欧州規格 EN 1176(遊具および遊び場の表面)・EN 1177(衝撃吸収表面)、米国 ASTM F1487・ASTM F1292
  16. 磐田市オープンデータ「都市公園一覧」(CC BY 3.0・出典:磐田市)
  17. 磐田市 施設ガイド(公園)

本稿は ATAWI PARK 編集部による総説的な論考であり、学会誌等の査読を経た学術論文ではありません。引用は広く知られた著作・公的資料に限り、磐田市固有の事実は当サイトのデータベースと磐田市の公開情報にもとづきます。個々の公園の設備・状態は現地でご確認ください。医療・安全に関する判断は医療機関・関係機関の指示を優先してください。

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