安全・リスク

公園の紫外線対策:帽子・日焼け止め・日陰の時間帯

公開・更新 2026-08-16 文字数 約6,928字 読了目安 13分

子どもの肌は大人より薄く、紫外線の影響を受けやすいとされています。公園は日差しをさえぎるものが少ない場所なので、遊びに夢中になっている間に、思った以上に日焼けしていることがあります。この記事では、時間帯・帽子・日焼け止め・服と日陰・目の五つの切り口で、公園での紫外線対策を整理します。

結論から言うと、紫外線がいちばん強い午前10時から午後2時ごろをできるだけ避け、つばの広い帽子と薄手の長袖で肌の露出を減らし、そのうえで日焼け止めを補う、という順番で考えると無理がありません。日焼け止めは「塗ればよい」ではなく、量と塗り直しで効き目が変わります。年齢によって使い方が違う点も、表で整理します。

磐田市の公園では、市の施設ガイドに「屋根付広場」や「展示休憩室」の記載がある園があります。ただし木陰の量や日陰になる時間帯は園ごとに違い、当サイトではこれから踏査で記録していく項目です。今の時点で分かる範囲と、親自身が現地で日陰を見つけるコツをあわせてお伝えします。

子どもの日焼けを気にする理由:肌が薄く、影響が積み重なる

日焼けは、紫外線によって皮膚が軽いやけどのような状態になることです。子どもの皮膚は大人より薄く、紫外線の影響を受けやすいとされています。また、紫外線の影響は一度で終わるのではなく、長い年月をかけて積み重なると考えられているため、子どものうちから浴びすぎを避けることが勧められています。ただし、日光そのものが悪いわけではなく、外遊びで体を動かすことの利点は大きいので、「浴びすぎない工夫をして、外で遊ぶ」が目指す形です。

公園で日焼けが起きやすいのは、日差しをさえぎるものが少ないこと、遊びに集中して時間を忘れること、そして砂地や水面からの照り返しがあることが理由です。「肌が赤くなってから」では手遅れで、赤みは数時間たってから出てくることが多いとされています。その場で子どもが「暑い」「痛い」と言わなくても、対策は先回りで行うものと考えてください。

紫外線の強さは、UVインデックスという0から11以上の指標で表され、気象情報として公表されています。3以上で帽子や日陰などの対策が勧められ、8以上では日中の外出をなるべく控えるよう呼びかけられています。暑さ指数(WBGT)とは別の指標で、涼しい日でも紫外線が強いことがある点は覚えておきたいところです。春の終わりから夏にかけては、気温より先に紫外線が強くなります。

紫外線肌が薄い先回りで対策
図1赤くなってからでは遅い。子どもの肌は大人より薄く、対策は遊び始める前に整える。

時間帯と季節:10時〜14時と5〜8月、曇りと照り返し

一日のうちで紫外線がもっとも強いのは、太陽が高い午前10時から午後2時ごろで、正午前後がピークです。季節では5月から8月にかけてが強く、4月や9月も油断できません。日差しの強さは気温と一致しないので、「今日はそれほど暑くないから」と帽子を忘れる春の午前中に、思わぬ日焼けをすることがあります。

曇りの日でも、雲を通り抜けて紫外線はかなりの割合が地上に届くとされています。薄い雲なら晴れの日と大きく変わらないこともあります。また、砂地や水面、コンクリートは紫外線を反射するので、砂場や噴水・じゃぶじゃぶ池のそばでは、上からの日差しに加えて下からの照り返しも受けます。帽子をかぶっていても、あごの下や首の前が焼けるのはこの照り返しが理由です。

時間帯(5〜8月の目安)紫外線公園での使い方
〜9時ごろ比較的弱い夏に外遊びしやすい時間帯。帽子と水分は忘れずに
10〜14時ごろ強い(ピーク)できれば避ける。行くなら日陰中心・短時間・こまめに塗り直し
15〜16時ごろやや弱まる西日が横から当たる。帽子だけでは顔が守れず、日焼け止めが必要
夕方以降弱い夏は暑さ指数を優先して判断。日焼けの心配は小さくなる

実際の生活では、朝の涼しい時間に行けない日もあります。日中に行くなら、滞在を短くする、日陰のある遊具や場所を選ぶ、遊ぶ前に日焼け止めを塗って途中で塗り直す、の三つを組み合わせます。夕方は紫外線が弱まる一方で西日が横から当たり、帽子のつばでは顔が守れません。時間帯ごとに守り方が違うことを、上の表で押さえておくと迷いません。

帽子の選び方:つば・首の後ろ・遊具でのあご紐

帽子は紫外線対策の基本で、日焼け止めを嫌がる子でも取り入れやすい方法です。選ぶときは、つばが広く、首の後ろまで覆えるかを見ます。前だけにつばがある野球帽型は、顔の一部は守れても耳や首の後ろは日に当たります。全周につばのあるハット型か、首の後ろに垂れ布のついた型が、公園遊びには向いています。色は濃いめの方が紫外線を通しにくいとされていますが、熱がこもりやすいので、通気性のよい素材を選びます。

気をつけたいのがあご紐です。風で飛ばないように、また嫌がって脱がないようにあご紐付きを選ぶ家庭は多いですが、滑り台や複合遊具では、紐が突起や手すりに引っかかると首を締める形になります。国土交通省の指針でも、衣服やひも類が遊具に引っかかることへの注意が示されています。あご紐付きを使うなら、一定の力で外れるスナップ式や、遊具に登る前に紐を外す・後ろに回す、といった使い方にします。

帽子を嫌がる子には、家の中や外出の短い場面から少しずつ慣らす、親も一緒にかぶる、本人に選ばせる、といった方法があります。1歳前後で「かぶせるとすぐ取る」のはよくあることで、無理に押しつけるより、ベビーカーの日よけや日陰でカバーしながら、続けて差し出す方が定着しやすいです。かぶらない日は、そのぶん時間帯と日陰でカバーすると割り切ります。

つば広の帽子首の後ろも遊具ではあご紐に注意
図2帽子はつばの広さと首の後ろで選ぶ。遊具に登る前に、あご紐は外すか後ろへ回す。

日焼け止め:年齢別の考え方、量、塗り直し、落とし方

日焼け止めは、帽子と服で覆えない顔・首・手足に補う道具と考えると、使いどころが分かりやすくなります。生後6か月未満の赤ちゃんには、日焼け止めよりも日陰と衣類で日差しを避けることが優先とされています。生後6か月を過ぎたら、子ども用として売られている低刺激のものを、まず腕の内側などで試してから使うのが一般的です。肌が敏感な子やアトピー性皮膚炎の子は、かかりつけ医や薬剤師に相談してから選ぶと安心です。

SPFとPAの数値は高ければよいわけではありません。散歩や短時間の公園ならSPF15〜20・PA++程度、日中の長い外遊びや水遊びならSPF30程度・PA+++程度が目安として挙げられています。数値が高いものは落ちにくく肌への負担も大きくなりがちなので、場面で使い分けます。効き目を左右するのは数値より量と塗り直しです。少量を薄く伸ばすと表示どおりの効果は出にくいとされ、白く残らない程度にたっぷり、ムラなく塗ります。

年齢日焼け止めの考え方優先する対策
6か月未満基本的に使わず、日陰と衣類で守るベビーカーの日よけ、日陰、時間帯
6か月〜2歳子ども用の低刺激品を、露出する部分に少しずつ帽子、薄手の長袖、日陰
3〜5歳遊ぶ前に親が塗り、途中で塗り直す帽子、時間帯、水分
6〜7歳自分で塗る練習。塗り直しは声かけ帽子、目の保護、長時間の外遊びの管理

塗り直しは2〜3時間ごとと、汗をたくさんかいたあと、水遊びのあと、タオルで拭いたあとが目安です。公園で塗り直すのは正直手間なので、遊ぶ前に家で塗る、水筒を飲む休憩のタイミングで塗る、と決めておくと続きます。帰宅後は石けんで洗い流し、落ちにくいタイプは専用のクレンジングが必要なこともあります。塗ったまま寝かせるより、その日のうちに落として保湿する方が肌には優しいとされています。

服と日陰:塗り直せない場面で頼りになるもの

日焼け止めは塗り直しが前提ですが、遊びに夢中の子を捕まえて塗り直すのは簡単ではありません。そこで頼りになるのがです。薄手の長袖シャツや、水遊び用のラッシュガード、長めのレギンスは、塗り直しなしで肌を守り続けます。生地は目が詰まった方が紫外線を通しにくく、濡れると効果が下がる素材もあるので、水遊びのときは水着用のものを選びます。暑さとの兼ね合いで、通気性のよい素材と、日陰での休憩をセットにします。

日陰は、木陰・建物や屋根の影・遊具の影で作られます。木陰は葉の間から光が漏れるので、屋根の影ほど完全ではありませんが、涼しさと合わせて価値があります。午前と午後で影の向きが変わるので、着いたときに「今どこが日陰で、1時間後にどこが日陰になるか」を見て、荷物とベビーカーを置く場所を決めます。日陰にいれば紫外線を全く受けないわけではなく、周囲からの散乱光や照り返しは届くので、日陰でも帽子はかぶったままがよいとされています。

ベビーカーの日よけは、赤ちゃんの顔に直射日光が当たらないようにできる一方で、幌の中に熱がこもりやすい点に注意が必要です。日よけをかけたまま長時間置かず、時々中の温度を手で確かめます。0歳や1歳を連れて日中に行くなら、日陰のある場所に居場所を作り、そこを拠点にして遊具に出かけて戻る、という動き方が体への負担を減らします。

薄手の長袖木陰屋根の影日よけ
図3塗り直せない場面は服と日陰で守る。着いたら日陰の位置と動きを見て、荷物の場所を決める。

目の保護:帽子のつばと、水辺・砂地の照り返し

紫外線は肌だけでなく目にも届きます。子どもの目は透明度が高く、紫外線が奥まで届きやすいとされているため、大人以上に意識してよい部分です。難しく考える必要はなく、つばの広い帽子をかぶるだけで目に入る紫外線はかなり減らせます。まぶしそうに目を細めている、目をこする、といった様子が続くときは、日差しを避けられる場所に移動する合図と考えます。

子ども用のサングラスも売られていますが、嫌がってすぐ外す、遊具でぶつけて割れる、といった理由で公園では続けにくいのが実際のところです。無理に使うより、帽子と時間帯で守り、水辺や砂地のように照り返しの強い場所では長居しない、と考える方が現実的です。使うなら紫外線カットの表示があり、フレームが柔らかく割れにくいものを選びます。色が濃いだけで紫外線カットの表示がないものは、かえって瞳孔が開いて目に負担がかかるとされています。

水遊びのできる園では、水面からの照り返しで目も肌も焼けやすくなります。市の施設ガイドに噴水広場やじゃぶじゃぶスポットの記載がある今之浦公園、流れの記載がある安久路公園などで長く遊ぶ日は、帽子・ラッシュガード・日陰での休憩をひとまとめに準備すると安心です。水遊びそのものの注意点は別の記事にまとめています。

年齢別の紫外線対策:0歳から7歳まで

0歳は、自分で日差しを避けることも訴えることもできません。ベビーカーの日よけ、抱っこ紐なら親の帽子や日傘、日陰の拠点づくりで、そもそも直射日光に当たる時間を短くします。生後6か月未満は日焼け止めより衣類と日陰が優先とされているので、薄手の長袖とレッグウォーマーで肌を覆う形が基本です。真夏の日中は、公園に行く時間帯そのものを朝か夕方にずらします。

1〜2歳は帽子を嫌がる時期と重なります。かぶらない前提で時間帯と日陰を組み立て、帽子は「かぶれた日はラッキー」くらいの気持ちで差し出し続けます。砂場で長く座る子は、背中と首の後ろが焼けやすいので、襟のあるシャツか首の後ろに布のある帽子が役立ちます。3〜5歳は行動範囲が広がり、親が塗り直しのタイミングを管理する時期です。水筒を飲む休憩とセットにして、遊びを中断しない形で塗ります。

6〜7歳になると、自分で帽子をかぶり、日焼け止めを塗る練習ができます。最初は親が仕上げにムラを直し、慣れたら「顔・首・腕・足の順」と手順を決めて自分でやらせます。友だちと長時間遊ぶ機会が増えるので、「帽子がないときは日陰で休む」「まぶしいときは目を細めずに日陰に入る」といった自分で判断できるルールを持たせると、親が横にいない場面でも守れるようになります。祖父母に預ける日は、帽子と日焼け止めを一式そろえて渡すと迷いがありません。

0歳は日陰と衣類1〜2歳は帽子に慣らす3〜5歳は親が塗る自分で塗る練習
図4年齢で守り方は変わる。0歳は日陰と衣類、幼児は帽子と親の塗り直し、6歳以降は自分で。

日焼けしてしまったら:冷やす、保湿、受診の目安

気をつけていても、赤くなってしまう日はあります。日焼けは軽いやけどなので、まずは冷やすのが基本です。帰宅したら、濡らしたタオルや、ぬるめのシャワーで赤くなった部分をゆっくり冷やします。氷や保冷剤を直接当てるのは冷やしすぎになるので、布で包みます。冷やしたあとは、低刺激の保湿剤で乾燥を防ぎます。ひりひりしている間は、熱いお風呂やごしごし洗いは避けます。

受診の目安として一般に挙げられるのは、水ぶくれができた、広い範囲が赤く腫れて強く痛がる、発熱や吐き気・ぐったりした様子がある、といった場合です。特に小さい子は皮膚の面積に対して体が小さいぶん、影響が出やすいとされています。水ぶくれは破らずに受診し、家庭での判断に迷うときは、夜間や休日でも小児救急電話相談(#8000)に相談できます。日焼けのあとは水分も失われやすいので、こまめに飲ませます。

日焼けした翌日以降、皮がむけたり、かゆがったりすることがあります。かきこわさないように保湿を続け、しばらくは日差しの強い時間帯を避けます。同じ場所を続けて焼くと肌への負担が重なるので、数日は長袖や日陰中心の遊び方に切り替えます。日焼けは「起きたあとの手当」より「起きる前の対策」がずっと簡単なので、その日どこで焼けたか(首の後ろか、腕か、足か)を見て、次回の帽子や服の選び方に反映させます。

磐田市の公園で日陰を探す:施設ガイドの記載と現地で見るコツ

磐田市の公園について、市の施設ガイドに日陰に関わる記載がある園としては、見付の今之浦公園に「屋根付広場」、つつじ公園に「展示休憩室」の記載があります。屋根のある場所は木陰と違って影の位置が安定するので、0歳や1歳を連れて行くときの拠点にしやすいです。ただし、これらは施設ガイドの記載であり、屋根の大きさや遊具からの距離、木陰の量は当サイトの現地調査待ちの項目です。

施設ガイドに記載がなくても、木陰の多い園はあるはずです。市内の100園のうち、風致公園(つつじ公園・竜洋昆虫自然観察公園・いわたエコパーク)や、面積の大きい総合公園・地区公園は樹木が多いことが期待できますが、遊具のそばに木陰があるかどうかは別の話です。当サイトでは踏査で、遊具の周りの日陰の有無、午前と午後で日陰になる場所、屋根付きの休憩場所を記録し、条件別さくいんの「日陰」に反映していく予定です。

現地で日陰を見つけるコツは、着いたらまず太陽の位置と、影が伸びている方向を見ることです。午前は建物や木の西側に、午後は東側に影ができます。日陰にベンチがなければ、レジャーシートを木陰に敷いて拠点にします。ベビーカーは日陰に置き、幌の中に熱がこもらないよう時々確かめます。近所の公園を何度か通ううちに「この時間はこの木の下」という自分の定位置が見つかるので、それも当サイトへの情報提供として教えていただけると助かります。

園を選ぶ木陰午前の影午後の影
図5着いたら太陽の位置と影の向きを見る。午前と午後で日陰の場所は移る。

よくある質問

曇りの日も日焼け止めは必要ですか?

曇りでも紫外線はかなりの割合が地上に届くとされています。特に5〜8月の10時〜14時ごろに公園で長く遊ぶなら、晴れの日と同じように帽子と日焼け止めを使ってください。涼しく感じる日ほど油断しやすいので、気温ではなく季節と時間帯で判断するのがコツです。

赤ちゃんに日焼け止めを塗ってもいいですか?

生後6か月未満は日焼け止めよりも日陰と衣類で日差しを避けることが優先とされています。生後6か月を過ぎたら、子ども用の低刺激のものを腕の内側で試してから、帽子や服で覆えない部分に使うのが一般的です。肌が敏感な子はかかりつけ医や薬剤師に相談してください。

帽子のあご紐は付けたままで遊具に登らせてもいいですか?

滑り台や複合遊具では、あご紐が突起や手すりに引っかかると首を締める形になるおそれがあります。一定の力で外れるスナップ式を選ぶか、遊具に登る前に紐を外す・後ろに回すようにしてください。国土交通省の指針でも、衣服やひも類の引っかかりへの注意が示されています。

日焼け止めはどのくらいの間隔で塗り直せばよいですか?

2〜3時間ごとが目安で、汗をたくさんかいたあと、水遊びのあと、タオルで拭いたあとは間隔にかかわらず塗り直します。公園では、水筒を飲む休憩のタイミングとセットにすると忘れにくく、遊びを中断せずにすみます。

磐田市内で日陰の多い公園はどこですか?

市の施設ガイドには、今之浦公園に「屋根付広場」、つつじ公園に「展示休憩室」の記載があります。木陰の量や遊具のそばに日陰があるかは園ごとに違い、当サイトではまだ確認できていません。踏査で記録し、条件別さくいんの「日陰」に反映していく予定です。

出典・参考

本記事は一般的な情報と磐田市の公開情報にもとづく読みものです。個々の公園の設備・状態は現地でご確認ください。医療・安全に関する判断は医療機関・関係機関の指示を優先してください。

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